惣菜のわかる八百屋オヤジのブログ 惣菜のわかる八百屋オヤジのブログ

新年度&スローフード

2008.04.01

本日、4月1日。つまり新年度がいよいよスタートします。前期は、いろいろと大変な一年でありました。ある意味大きな転換点であった一年でした。とにかく引っ越しばかりの一年でした。年末までに新社屋も新HMR工場も新ケータリング工場も完成しました。また2月にキックオフした「惣菜のわかる八百屋塾」もほぼ毎月開催。正直言いまして本当にバタバタした一年であったように思います。今日から新年度のスタートにあたり、気持ちあらたに今年一年は、じっくりと腰を据えてやりたいと思います。
さて本日、ル・ベンケイ http://www.benkei.ne.jp/ さんにて奈良スローフード協会の会合があり、私と社員3名でオブザーバーとして参加させて戴きました。4/15(火)の「惣菜のわかる八百屋塾」では、ル・ベンケイの尾川オーナーにお話を戴きます。今日のスローフード協会は岩手の盛岡の藤原養蜂場の藤原養蜂場の藤原場長をお迎えし「日本ミツバチ」のお話でした。http://www.fujiwara-yoho.co.jp/
私自身、ハチミツの事は全く無知でありましたので、大変勉強になりました。ハチミツ10種類の味比べがあったり、西洋ミツバチと日本ミツバチの違い、日本ミツバチは嗅覚が良く、残留農薬もかぎ分ける話、巣箱の話など興味深い話ばかりでした。スローフードは言葉は知っていましたが、皆さん、熱心に取り組まれておられ、改めて、勉強しなければならないと痛感しました。また野菜や果物以外の食材の事ももっと奥深く勉強したいと思います。昨日の知久屋さんもそうですが、最近いろいろと感心ある事に触れて、突き当たるのが、「農業」であり、今日も「食農ビジネス」について考えた一日でした。毎日、いろんな方々からたくさんの刺激を頂戴し、感謝です。写真は、ル・ベンケイさんの自社農場で今後、日本ミツバチを飼われる事になりました。講師の藤原先生が設置作業されている写真です。このハチミツを使ってスイーツなどのお料理が、近々、ル・ベンケイさんで提供される事になりそうです。黒田久一

食農ビジネス

2008.03.31

今日、静岡の浜松の知久屋さんを表敬訪問させて戴きました。http://www.chikuya.jp/お惣菜の会社です。先日、弊社工場に知久社長様以下7名がお越し戴きました。知久屋さんのホームページを拝見させて戴くと「安全健康宣言」とあります。3つのこだわりが書かれています。①「素材」全ての素材はオーガニックが目標。②「調味料」全て自家製で添加物、化学調味料を一切使わない。③「作り方」消費期限はたったの1日の商品であると。今日、工場見学させて戴いて、まさしくその通りでした。全て自社で作っておられました。タレ類は、100%自社製造でした。また豆も全て工場で一から炊き、稲荷揚げも炊き、パン粉も自ら砕いて生パン粉からフライ物を作っておられます。マヨネーズも自家製…。液卵を使わず割卵から。そこには「ものづくり」原点がありました。今や惣菜工場の多くが、食材部品の大半をアウトソーシングされ、アッセンブリーメーカーになっています。これは正しいか、正しくないと単純には判断はできませんが、それぞれの企業理
念に合わせるべきかと思いますが、根っこの部分は知らなければならないと思います。また知久屋さんは社内に農業部があり、自社農場も経営されています。新しく確保された農地にも連れて行って下さいました。そこは(写真)は、浜名湖を見下ろせる絶好の場所でした。知久社長は、将来的には、お客さんにも体験農業をしてもらえるようにもしたいと夢をお持ちでした。まさしく『食農ビジネス』を展開されている素晴らしい企業でした。我が社もこれからもっと農業とのかかわりを大切にしたいと思います。追伸:今日から家内(弊社専務)がアメリカに行きます。「惣菜のわかる八百屋塾」の推進役をお願いしておりますフードシステムの古田先生の惣菜視察ツアーに参加する為です。今回の視察先は、ニューヨーク&ボストンです。マンハッタンの惣菜繁盛店や今、世界的に隆盛しているファーマーズ・マーケット、そしてミール・アッセンブリー・ビジネスも視察します。参加リストを見てもそうそうたるメンバーです。意外と?シャイな(笑)
、家内は、濃~いメンバーの中で、埋没しない事を祈るばかりです(笑)。今回の視察ツアーの報告は、4/15の「第13回惣菜のわかる八百屋塾」にて古田先生より、ご報告がありますのでお楽しみに。黒田久一

ある激安メガネ店( 大阪)にて

2008.03.30

私は若い頃からずっと視力が良かった(1.5以上)のでメガネとは無縁でした。しかし、さすがに45歳を過ぎた3年くらい前から視力が落ち、運転をする時と講演会などで前方の文字を読む際にはメガネが必要です。先日、社員から教えてもらい“ある激安メガネ店”に行きました。ここは大阪東部市場近くにあるK店と言うお店です。基本的に3本で6,000円(税込)です。つまり1本が2,000円です!当然、レンズ(HOYA製)+ケースも付いてます(笑)!このお店は、看板らしい看板もないので注意深く走っていないと見落としてしまいます。駐車場もありません。本当に古い建物(一部トタン張り)で、その古い引き戸を開けて店内に入ると、雑然と(失礼!)、フレームがいっぱい掛けてあります。POPらしいPOPもありません。まず視力検査とサイズ合わせを懇切丁寧にしてくれます。その後、店内から好きなフレームを3本選んで店員さんに渡すと作ってくれます
。受注する際の紙がチラシ広告の裏紙をだったのでびっくりしました。本当に泣かせます(笑)。店内には“MOTTAINAI精神”が随所に感じられます。今日、出来上がったメガネを引き取りに行きますとさらにびっくりしました。店内が満員状態で、こんなメガネ屋さんは見たことがありません。やはり口コミでしょう。宣伝広告などしなくてもどんどんとお客さんが増えているんでしょう。今日は日曜日だから余計にお客さんが多かった。これだけ低価格で販売しても経営が成り立つような仕組みが出来上がっている訳であり、本当に立派です。私はこのメガネ屋さんから、いろいろと「経営とは…」を考えさせられました。商売は、しみじみ奥が深いなと感じました。黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。