
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2008.06.12
パルマ郊外のパルメザン・チーズ工場です。
その名も“パルミジャーノ・レッジャーノ”
チーズ生産の文化は1200年代に始まったようです。
ベネデクト修道院から生まりました。
写真は、熟成倉庫です。
2年以上熟成します。
写真に写っている倉庫にはたくさんのチーズが並んでいましたが、一個が約40キロで、600EUROつまり10万円との事でした。
定期的にひっくり返します。
手間隙のかかる商品という事が理解できました。
回りは、牧草地帯ののどかな風景が一面に広がっていました。
チーズ工場には、「“製造”するのではなく、“自ら”出来るもの」と書かれていました。
黒田久一
2008.06.12
プロシュート・ディ・パルマ(生ハム)です。有名なパルマ産の“生ハム”です。
豚のモモ肉を骨付きのまま塩漬けにし、熟成させる。
イタリアの食材の中でも代表的なものの一つです。
先程のパルミジャーノ・チーズのホエー(乳清)を食べて育つ豚を使い、厳選した塩で加工しています。
同行されている経営者の中でハム作りのプロの方がいらっしゃるので、詳しい解説付きで、よく理解できました。
それにしても“塩の力”の凄さを実感します。
加工工程には、塩だけしか使っていませんので。
日本でも酒や味噌など発酵・熟成させて作る食品はたくさんありますが、本当に手間隙がかかる商品であり、こちらイタリアに来ても“伝統の食文化”を感じます。
黒田久一
2008.06.12
午後からモデナ近郊にあるワイン農園に行きました。家族経営の農園でした。
モデナは、エミリア・ロマーニャ州にあり、位置的には、パルマとポローニャの中間に位置する北イタリアの都市です。
高級車フェラーリとマセラティの生産地として知られています。
また、つい最近亡くなったオペラ歌手(テノール歌手)のパバァロッティの出身地でもあります。
バルサミコ酢の名産地としても有名です。
ここでは、ブドウ農園、ワイン倉などを見学し、庭で試飲もさせて戴きました。
こちらの農園は、BIO(ビオ)つまり、有機農業にこだわり、手作りワインにこだわっておられます。
家族経営の良さも感じられました。
実際に農園に入り、BIO(ビオ)を維持するには、相当に手間がかかるなと思いました。害虫やカビなど、大変そうでした。
自宅横にはキャンピングカーもあり、豊かな農家なのかなと思いました。
僕は、商売柄、豊かな農業に接すると何かしら、安心感を覚えます。
黒田久一