
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2008.07.26
今日、「はな膳本店」にて朝市をやりました。(まだ、やってます)
弊社グループの飲食事業が、恥ずかしながら前年売上を割り込んでいる為に、その活性化として、朝市を企画してみました。
やはり弊社は「八百屋が本業」なので(笑)。
駐車場に建設会社から戴いたテントを1張りを張っただけの簡単な売り場でしたが、開始の9時過ぎにお客さんがどっと押し寄せて、30分ほどパニックになりました。
用意していた目玉の桃の150ケースは、飛ぶように売れました。
物価上昇に伴い、消費者の方々の価格に対する敏感さを、しみじみ痛感しました。
応援には、今年入社した大卒の営業社員も店頭を手伝わせました。
これはまさしく原点なので。
次回も早々に企画したいと思います。
黒田久一
2008.07.26
今日は、関学ブランド講座の最終回でした。
毎土曜日13:00~15:30までの2.5×3=7.5時間の駆け足の授業でしたが、私個人としては、大変勉強になりました。
参加者は4名と少数でしたが、全員無事、「終了証」を戴きました。
授業中、気になったフレーズをご紹介。
「ブランドは、自然に形成されるものではなく、意図的に育てなければならない対象である。」
「ブランド・エクイティの考え方、つまりエクイティ=資産としての考え方」
「P&Gは、企業名を一切出さない戦略」
「ブランドは“製品”以上のものであり、“価値”を持つ」
「マーケティングとは、顧客の創造とその維持であり、マーケティングの究極の目標は“売り込み”を不要にする事だ」
「消費者は全てを知るわけではない。消費者は、商品やサービスの一局面しか見ておらず、その全てを知らない。しかし、消費者が感じとるそれが、ブランドの総てである。」
「顧客とのあらゆる接点がブランドを作る。」
「ブランドとは、顧客とのあらゆる接点であり、顧客がブランドについて考える事、総てである。」
最後にソニーの米国進出の際のエピソードを紹介。
「ソニーの故・盛田昭夫氏が、1950年代にアメリカにトランジスターラジオを売り込みに行った時、ある時計会社からOEMならば、10台を発注すると言う提案があった。しかし彼は、“売上”よりもソニーとしての“自社ブランド”をアメリカ市場で確立する事を優先し、勇気を出してその申し出を断った。」
以上です。
写真は梅田のアプローズ・タワーです。
ここに関西学院大学大学院 経営戦略科があります。
また次回、時間が取れれば参加したいと思います。
感謝。
黒田久一
2008.07.23
まず「大きな話」から。
昨日、大田弘子経済財政担当相が平成20年度の「経済白書」を提出されました。
副題は「リスクに立ち向かう日本経済」。
我が家(創業者である親父)の家訓をご紹介。
「商売とは“心配の上”に成り立つもの」
今風にカッコ良く言えば、リスク・テイキングか。
大田大臣は企業も家計もリスク・テイキングしながら投資をするべきだと。
話しは変わりますが、先日、本屋で日本経済新聞社が編集した本で、
「されど成長」と言う本を買いました。
最近、いろんなマスコミ等で、これからの日本は完全に“成熟社会”に突入し、経済成長は中々難しいと言う論調が目立ちます。
確かに人口が減少し続け、普通の状態なら、経済はシュリンクするのは、間違いなさそうです。
そう言う意味では日本は経済の転換点に立っているようです。
さて肝心な「小さな話」。今、商用の為、名古屋に向かっています。先程、移動中の車から会社へに電話をしました。
あいにく、その社員は不在でした。
「保留状態」のまま、かなりの時間待たされました。私は身内であるので、ある程度は会社の状況が分かるので、“仕方なく”待てます。でもお客様なら、間違いなく“嫌な思い”をされるかと思います。入社間もない若手女子社員には注意をしました。俺に怒られたからって、めげるなよ(笑)!
商売人は、1秒でも惜しい。また“待たされる立場の1秒”と“待たせる立場の1秒”は全く感覚の違う“1秒”です。その事を分かって欲しい。
事務所が大きくなり、工場が大きくなり、確かに“取り次ぐ”のには時間がかかりがちです。だからこそスピーディーを心掛けなければならないと思います。
いつの間にか、知らず知らずのうちに横柄になっていないか?と無性に心配になります。
昔のギュウギュウ詰めの事務所は、本当に早かった。
こんな足元の「小さな事」すら、まともに出来なければ、「大きな事」なんか出来るはずもありません。
もう一度皆に伝えたいと思います。
黒田久一