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中国人研修生

2008.04.30

本日、中国人研修生の4期生がやって来ました。

我が社が、研修生制度に取り組んで、丸3年が経過し、今年で4年目となります。

第1期生は昨年、無事帰国しました。

今までは、全て男子のみでしたが、今回より女子の方に来て戴くようになりました。

異国の地で大変だと思いますが、是非頑張って欲しいです。
わが社には、天理大学を卒業した中国人の正社員(女性)が一人います。

困った事があれば、彼女に聞いて欲しいと思います。
この20年くらいの間、今までアルバイトも含めていろんな中国の人とは接して来ました。
中には、苦学して大阪大医学部に行き、見事、お医者さんになった人もいます。
彼のおじさんも弊社でアルバイトをしていましたが、休憩中に、古い日経新聞を必死になって読んでいました。正直、素直にすごいなと感心したものです。
わが社を退職する時に、弊社会長が広辞苑(今なら電子辞書でしょうが…)をプレゼントするとむちゃくちゃ喜んでくれました。そしてその辞書を大切に使っています。彼とは、弊社を辞めた今でも付き合いがあります。
こう言う姿を見る度に、我が日本人は、あまりにも環境が良いために「ものの有り難み」「感謝の気持ち」が希薄なような気がします。
当然、私も贅沢三昧であり、ハングリー精神とは程遠いです。

日本人もがんばらんとアカンなと思います。

※写真は、研修生5名と私と派遣機関の通訳の男性です。

黒田久一

東京・築地市場

2008.04.26

今朝、早朝から久々に築地市場に行きました。

目的は、ある水産荷受会社(売上規模で日本一)の新市場準備室長にお会いし、いろいろと“市場流通”についてお話を聞きに行く為でした。彼は私より5歳若いですが、今後の水産流通を引っ張って行く方です。

行こうとしたきっかけは、先日(3/25~3/27)の日経新聞の連載記事「変革迫られる卸売市場」を読み、最近の大田市場と築地市場は、久々に見ておくべきだと思ったので。その記事の内容としては、
①東京都の中央卸売市場(青果9市場、水産3市場)では、青果は大田市場に集中し、水産は築地市場に集中傾向がある。青果シェアは大田市場が45%、水産シェアは、もっと寡占化が進み、何と90.7%と築地への集中が凄まじい。事実上、水産は築地市場のみの状況。②低温対応など品質管理面への対応(ハード面)は、何れの市場も不十分。大田市場については、青果で低温対応の一部改良工事が始まる。
③セリがない。(もう当たり前だが…)
④産地が市場を選択し始めた。大市場に荷物が集まる。
⑤全国の青果荷受会社の経常利益率は、平均は0.35%⑥東京都の仲卸のうち40.6%が赤字。
⑦09年度 の手数料の自由化がスタート。
⑧市場経由率の減少。1993年80%→2004年66%。
などです。
書いてある内容としては、今更ながらの感じもありますが、今後の市場流通の展望を聞きたかったので。
約3時間、お話ができ、大変参考になりました。
市場流通については、まだまだいろいろと思うところはありますが、長くなるので、随時次回。

次回、上京する時は、是非、大田市場を見たいと思います。

黒田久一

アルファ・クラブ

2008.04.25

僕は46歳の夏の終わり(2年半前の2005年)に人間ドッグで早期の胃ガンが発見され、全摘手術を受けました。

正直、医師からストレートに告知された時は、大ショックであり、目の前が真っ暗になりました。

その頃、現在の新工場を建設する農地の地主さん(6名)との交渉が山場であった頃でした。

また個人的には、念願の自宅を建築中で、もう八分近く完成していた頃でした。
正直言いまして、その日の夜は、“悔し涙”と“恐怖心の涙”が入り交じって、布団を被って泣き続けました。翌日の夜、覚悟を決め、当時高2だった長男と中3だった次男には、全てを打ち明け「お父さんは頑張るから心配するな!」と戦う姿勢を伝えました。小2の三男だけには、やはり不憫だったので、内緒にしていました。

お陰で手術は成功し、本当に元気になりました。

胃というのは、貯蔵機能と消化機能(砕く)を併せ持ち、また逆流防止などの機能を持ちます。

全摘した人は、ダンピング症状と呼ばれる症状に悩まされます。

具体的には、食後の倦怠感、低血糖によるめまい、震えなどです。またビタミンB12の欠乏による貧血など様々です。

私も時折ありますが、現時点のところ本当に少ない方です。

術後すぐの頃は、食べ物も制限され、また、やはり疲れやすいなど色々ありました。

そんな悶々とした日々を過ごしていた術後半年くらい過た頃、胃ガン患者の為の会報誌がある事を知り、さっそく定期購読するようになりました。

「アルファ・クラブ」と言う情報誌です。

冒頭に『アルファ・クラブ 宣言』が書かれています。

「胃を切った人は、自らの“努力”と“工夫”で、術後の後遺症を克服してゆこう!そして普通の人より、むしろプラス・アルファに長生きしよう!」と書かれています。

この会報誌を読んでいると、いろんな症状の対処方法などが書かれており、また体験談など、いろんな意味で勇気と安心感を与えてくれます。

全てに言える事なのでしょうが、今、自分(自社)の置かれている環境を嘆くよりも常に前向きに「プラス・アルファ」の思想で動く事が大切かと思います。

今日は、弊社工場長と「自動計量&包装ライン」の展示会と工場視察の為に、東京へ向かっています。

in「のぞみ106号」内にて。
黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。