
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2014.02.12
今日、大阪・天満橋にありますドーンセンターで開催されました岡山フードサービスさんの「外食産業繁盛塾」に、役員&社員5名で、行って参りました。
岡山フードサービスさんは、食肉卸事業、フードサービス事業を展開される会社です。
今回は「異業種間コラボが生む新しい知恵と付加価値」がテーマでした。
基調講演は、お二人で、一人目は、サントリーの営業マンの方のお話。
マスコミにかなり取り上げられました近大マグロ。
現在、梅田と銀座に2店舗あります。
この事業の仕掛人は、サントリーの、この営業マンの方でした。
「やってみなはれ!」のサントリーですが、実際に、それを地で行くような、開業に至るまでの苦労話でした。
2番目は「きちり」と言うフードサービスの会社の平川社長の話。
http://www.kichiri.co.jp
こちらのユニークなのは「ブランド・コンテンツ・シェアリング事業」と言われるものです。
具体的には、全く、異業種のブランド力を活用し、それを“フードサービス化”すると言うビジネスモデルです。
具体的には、あの体脂肪計メーカーの「タニタ食堂」を企画運営している会社は、きちりさんです。
その他に精米機メーカーのサタケさんのおむすび屋さんもきちりさんです。
http://www.satake-japan.co.jp/ja/about/omusubi.html
つまりフードサービスとは、全く関係の異業種のブランド力×フードサービスのノウハウ(プラットホーム)で、あらたな価値創造を作り上げるというお話でした。
お二人とも、過去の概念を越えた業態開発です。
わが社のフードサービスも、満20年を経過しましたので、そろそろ、新しい息吹を吹き込みたいと思います。
黒田久一
2014.02.10
先日、赤膚(あかはだ)焼の窯元に行きました。
赤膚焼は、奈良の陶器です。
豊臣秀長が開窯したとされています。
上品な陶器です。
弊社グループの「50周年記念式典」の記念品にすべく、今、一輪挿しを焼いて頂いています。
その最終打ち合わせに窯元に行きますと、抹茶とお茶菓子を出して頂きました。
そのお茶菓子を見て、びっくりしました。
私の友人が経営するお菓子屋さんの竹風堂の「方寸(ほうすん)」でした。
長野県の小布施町にあります、竹風堂さんです。
https://chikufudo.com/
竹風堂さんは、栗菓子屋さんですが、方寸は、赤えんどう豆で作られているそうです。
「赤膚焼と赤えんどう」
ですね。
小布施町は、素晴らしい町づくりをされていて、3度ほどお邪魔しました。
大分県の湯布院と同じような町づくりをされています。
社長である友人は、商業界スパークルの先輩でもあります。
先日の倉本初夫先生の「偲ぶ会」でも会ったばかりで、その翌日に、奈良の窯元で出されたのでびっくりしました。
窯元のご主人が、奈良のあるお寺で、この「方寸(ほうすん)」というお菓子に出合い、あまりにも口どけがよく、上品なお菓子だったので、わざわざ、小布施町から取り寄せておられるとのことでした。
ネットで調べても出てきました。
http://bu-in.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-920e.html
このお菓子屋さんは、社員教育にも大変、力を入れておられて素晴らしいです。
全く派手さのない会社ですが、いいものは、口伝えに広まるということでしょう。
奈良で方寸に出合えて、嬉しかったです。
黒田久一
2014.02.07
「店は客のためにある」
これは、ご存じの方もたくさんいらっしゃるでしょうが、商業界精神の不変不動のテーゼです。
これ程、シンプルに商人のあるべき姿を現した言葉はありません。
今日、幕張のホテルで、しめやかに「倉本初夫偲ぶ会」が行われました。
昨年の11月13日に倉本先生と神戸の三ノ宮でお会いしたのが最後となりました。
神戸でのスパークルの勉強会では、開会に際して、私が「商売十訓」と「仁則栄」の唱和をさせてもらいました。
実を言いますと、スパークルの研修会は、26年前に、卒業以来、私は、ほとんど参加せず、ある意味、不真面目な卒業生でした。
再び、参加し始めましたのは、私が大病(8年前)を経てからです。
少し心境の変化があったからです。
今回の神戸大会で、スパークルの仲間の前で、私が初めて、上記の2つを唱和させてもらい、今となれば、大変、ありがたいことでした。
奇しくも、神戸大会が、倉本初夫先生が、公式に参加された最後の場となりました。
偲ぶ会では、参列の方々に、倉本家から倉本先生の著作「あきないの心」と、初夫先生が毎年、描かれたスケッチ画の絵葉書の三枚セットを頂きました。
私のは、
1991年シンガポール
2003年日本平(富士山を背景に)
2008年越前陶芸村
の三枚でした。
大切にしたいと思います。
倉本初夫先生、本当にありがとうございました。
黒田久一