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2011年

農園レストラン杉・五兵衛

2011.09.14

吉泉産業さんの展示会の帰り、近くにある、農園レストランである

杉・五兵衛

に行って参りました。

http://www.sugigohei.com/

http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270702/27012180/

以前から一度行ってみたいと思っていたので、社員たちを連れて、行って参りました。

八百屋の社員なのに、普段は、あまり野菜を食べてないよう?なので(笑)、野菜本来の味を食する事が出来て良かったです。

お昼は、ランチメニューとして、

2000円の「農園のお弁当」(煮しめバイキング付き)です。

全て、こちらの農園で取れた野菜や果物のようです。

最近、家庭では、煮しめを食べる事が、めっきり減っているようです。

野菜は、一人前では炊けませんものね。

世界的にファーマーズレストランは、隆盛しています。

黒田久一

カット野菜の機械メーカーの展示会にて

2011.09.14

本日、大阪府枚方市の吉泉産業さんの機械の展示会に行って参りました。

http://www.yoshiizumi.com/

吉泉産業さんは、カット野菜関連の機械や水産加工の機械を開発しています。

弊社のHMR工場の多くの機械は、吉泉製です。

吉泉産業の佐々木社長(右から三番目の方)とは、アメリカのカット野菜の展示会にも、一緒に参りました。

毎年、この時期に、本社のショールームで、展示会をされます。

今年も新たな機械の展示がありました。

弊社では、開催期間中、交代で製造社員を中心に社外勉強を兼ねて、新入社員も連れて来ています。

品質管理室長(右から2人目)以外は、3人(男子1名、女子2名)とも、高卒の新卒社員です。

若い社員たちは、どんどんと外に連れだし、いろんな事に関心を抱いて、吸収して欲しいですね。

さて、日本のカット野菜産業は、欧米に比べて、まだまだ、機械化が遅れています。

機械化なくして産業化は、あり得ません。

その機械化を推進するには、事業規模を拡大しなければなりません。

最低でも50億円、いや100億円規模にならなければと思います。

今から、4年前に、佐々木社長と私と東京農大に入学したばかりの愚息と3人で、ロサンゼルスで、レンタカーを借りて、パームスプリングスと言う保養地で開催された「全米カット野菜産業展示会」に行った事があります。

私は、左ハンドル経験なしで、ハーツの駐車場で、練習しながら(笑)、200キロ先を目指しました。

まさしく、楽しい、珍道中でした。

ようやくたどり着いた展示会で、大型機械が並ぶ光景に圧倒され、また、アメリカにおけるカット野菜産業の大きさを目の当たりにしました。
日本の機械は、ままごとのようなもんかもしれません。

来月の下旬、私を団長とする青果物カット野菜事業協議会にて、アメリカのカット野菜産業の視察ツアーがあります。

あらためて、日本のカット野菜業界が、いつの日にか“産業化”できるような“気付き”の研修会になれるよう、有意義な視察にしたいと思います。

志を立てて、矛盾の塊である、青果加工ビジネスを作り上げたいと思います。

黒田久一

又三郎

2011.09.13

先日(9/7付け)の当ブログでも書きましたが、東京のニックフーズさんの「食・元気塾」のゲストだった又三郎の荒井節子さんの半生記。

久しぶりに感動した本に出会えました。

タイトルは

「又三郎 熟成肉と荒井節子」

です。

自ら著した本ではなく、知人の西田陽子氏が書かれた本です。

僕は、以前から荒井さんを存じ上げていたし、家内は、古田先生のニューヨークツアーで、荒井さんとご一緒した事もあります。

大阪の長居公園近くにある焼肉店、又三郎には、家族で、食べに行った事もあります。

実を言いますと、古田先生から、この本が発刊された数ヶ月前に頂いていたのに、読むタイミングを逸してしまい、この本を読まずに、家内に手渡していました。

今回の古田先生との対談を一番前の席で、目の当たりにし、「食・元気塾」終了と同時にこの本を買いました。

そして、今回の出張中に読みました。

巻頭に古田先生のメッセージがあります。

ご紹介します。

「“先を読んで、先手を取る”は、私の好きな言葉の一つであります。
社会科学の世界は、論理的に組み立てられる自然科学の世界とは異なり、将来の予測が極めて難しく、その時代時代の“人々の気持ち”次第と言えます。従って、勝ち残るためには、失敗を恐れず、攻め続ける気力を持たねばなりません。」

先生が、常に、口にされている言葉です。

勇気が湧きます。

本の内容は、まさしく、荒井節子さんの“生きざま”です。

「荒井イズム」が書かれていました。

・自分を信じて想いを行動に
・心を砕き、ひと手間かける
・人の話を聞き、自分の意見もきちんと述べる
・本気になる
・あきらめない
・努力する
・納得する
・悩み、葛藤し、耐える
・見極める
・相手を思い遣る
・家族を大事にする
・人任せにしない
・妥協しない
・リラックスする
・美味しいものを食べる
・楽しいことをする
・ポジティブでいる
・ぶれない
・お洒落する
話す、笑う

彼女と僕は、同い年とは思えないくらい芯があり、ぶれない。

今、フードサービスの世界は、本当に厳しいです。

僕は、大学を出た29年前、社会人としての第一歩は、ファミリーレストランチェーンからでした。

フードサービスでした。

あの頃のファミレスは、今とは違い、力があり、夢がありました。

まさしく全盛期であり、ファミレスは「ハレの場所」でした。

来店されるお客様には笑顔がありました。

今のファミレスは、どちらかと言えば、お腹を満たす機能としての「ケの場所」になってしまったような気がします。

僕の小さな頃は、外食は、年に数回行くだけでした。

わが家では、梅田の阪急百貨店の大食堂で食べたハンバーグは、特別でした。

帰りに、確か、森永のパーラーだったような気がしますが、アイスクリームを食べて帰るのが、至上の喜びでした。

この数十年で「食の外部化」が40%を越え、当然のように外食や中食を利用する時代となり、レストランビジネスは、オーバーストア化してしまったのが、現在の姿ではないかと思います。

僕自身、いまだに、ファミレスをこよなく愛する中年ですが、ご馳走を食べに行くときは、やはり、チェーンレストランではなく、オーナーシェフのいるお店に足が向かいます。
又三郎さんに近いうちに、お邪魔したい。

そして厚切りの熟成肉を食べたいと思います。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。