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2010年

欧州視察(107) モリソンズ②

2010.10.22

「野菜炒めセット」です。

このような商品は、テスコでも、アズダでも、セインズベリーでもどこにも置いてあります。

それだけイギリスでは、広く普及した「キット」なのだと思います。

ベースとなる野菜炒めのカット野菜は、3種類あります。

①ミックス系
②マッシュルーム主体系
③野菜たっぷり系など。

だいたい1.39ポンドです。(×130円)

ソースも3種類ありました。

①スイートチリ
②中華系
③醤油系

それぞれが、69ペンスです。

そして関連する、
・もやし50ペンス
・ネギ50ペンス
・麺(ソバ)1ポンド
なども横に陳列されています。

イギリスは、アジア系人種も、アフリカ系人種も、ヒスパニック系人種も、まさしく多民族国家なので、自分で組み合わせる事ができる、このようなキット商品は、ウケるのだと思います。

黒田久一

欧州視察(109) モリソンズ④

2010.10.22

「READY MEAL」のコーナーの隣にある

「Cookd Meats」です。

つまり
「調理済みの肉製品」です。

ハムやソーセージなら分かりますが、味の付いていない“加熱済み”の鶏肉が置いてありました。

何かの“料理のベース”に使うのだと思います。

サラダのトッピングに使ったり、sandwichに挟んだり…。

惣菜だけでなく、素材と惣菜の間の「中間的な商品」も充実して来ました。

黒田久一

欧州視察を終えて

2010.10.22

今、ロンドンのヒースロー空港にいます。

これからフランクフルト経由で帰国します。

今回の欧州視察は、久々に私にとりまして、大変刺激の多い旅となりました。

欧州の代表的な大手小売業を中心に、深く視察が出来たのは、貴重な経験となりました。

今までは、データなしで、どちらかとい言えば“感覚的な視察”でしたが、今回は、結城先生の講義と貴重な資料が大変参考になりました。

座学と実体験(自分の目)を交えて、視察出来ました事は、大変有意義でした。

「裏付けのある視察」が出来たように思います。

より鮮明にいろんな事が見えました。

今回は、

①欧州小売業(イギリス&フランス)の主力各社とそれぞれのフォーマットの数々

具体的には、ハードディスカウンターのアルディから高級百貨店のハロッズまで。

②SIALシアル(パリ国際見本市)

巨大な加工食品の展示会

③卸売市場を3市場

・パリのランジス市場
・ロンドンのニューコベントガーデン市場
・ロンドンのニュースピタルフィールズ市場

④その他、雑多に興味のあるお店から看板に至るまで

早朝から夜遅くまで、貪欲に回りました。

今後の経営に役立てたいと思います。

結城先生のテキストの巻頭(プロローグ)は、

4つの目から始まりました。

「虫の目」=「細部まで丁寧に見極める能力」

「鳥の目」=「大局を見る力」

「魚の目」=「現在と未来を見通す能力」

「心の目」=「謙虚で、真摯で、真っ直ぐな心の目」

そして、巻末の結びには、

「自ら、変われ!」

自分が変わらねば、仲間を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、店を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、会社を変えることは出来ない。

自分が変わらねば、社会を変えることは出来ない。

素晴らしい始まりと素晴らしい結びでした。

ありがとうございました。

感謝。

ロンドン・ヒースロー空港にて

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。