
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.10.30
真ん中の写真は、新規オープンの食品スーパーではありません。
既存店です。
それも、今日は、確かに土曜日とは言え、台風14号接近に伴い、15時前後の神奈川県厚木市周辺は、横なぶりの激しい雨が降っていました。
つまり、徒歩客や自転車客は、皆無に近いと思います。
このお店の名前は、
「ユータカラヤ」厚木店
です。
私の友人で、神奈川県内で地域密着型の食品スーパーをやってるのがいまして、彼に「神奈川県で、お前とこ以外の、二番目に推薦する食品スーパーはどこか?」聞いたら、即座に返って来た答えが、
「ユータカラヤ」
でした。
年商規模220億円。
店舗数が22店舗、つまり、一店平均で10億円です…。
22店舗のうち、私が初めて見た、たった1店(厚木店)なので、総合評価は無理にしても、こんな悪天候の中で、これだけごった返すお店、久しぶりに「凄い!」と思いました。
とにかく客、客、客…。
まぁ、入れ食い状態とは、この事かと思います。
ここまでタクシーで乗り着けましたが、たまたま女性ドライバー(オバチャンドライバー)だったので、地元の評判を聞くと「このお店は、年末は大変な事になります」と。
元々は、肉屋さん上がりのSMなので、特に肉は強いのでしょうが、私は、全部門強いと思いました。
下の写真は、ドライグローサリーの下段ゴンドラは、全てキャスター付きでした。
こちら関東方面に来たら、また、別のお店を見たいと思います。
先日、私は、イギリスやフランスの超寡占化した小売業を視察した直後ですが、日本は、凄いね、年商220億円規模のSMの、このパワー。
勉強になりました!
黒田久一
2010.10.28
農林水産省のシンクタンクにあたる、農林政策研究所が、
http://www.maff.go.jp/primaff/
つい先日、下記の試算を発表しました。
『少子高齢化の進展下における、我が国の食料支出額の将来試算』です。
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/100927.html
(試算結果のポイント)
①少子高齢化の進展により、人口減少しても、家計の食料品支出額は、2025年も72.2兆円を維持する。
・2025年の人口は、2005年比で、6.7%減少
・食料支出額
73.6兆円(2005年)
72.2兆円(2025年)
②これは、家計の支出構成が“生鮮品”から、より加工度の高い“調理食品”へシフトする為。
③高齢化世帯と単身世帯の増加が原因。
④主な品目別支出割合
・魚9.4%(2005年)→7.2%(2025年)
・肉7.5%(2005年)→6.2%(2025年)
・野菜11.1%(2005年)→10.1%(2025年)
・果物3.8%(2005年)→3.0%(2025年)
・調理食品12.0%(2005年)→16.6%(2025年)
つまり、生鮮三品全てが、減少し、調理食品(惣菜)のみが、増加する。
この予測は、以前からいろんな民間のシンクタンクが出していますので、目新しさはないですが、今回、公的シンクタンクも、同様の“読み”をされているのを見て、ほぼ、その方向性に進むように思います。
先日、ヨーロッパに行き、明らかに年々『惣菜化』の方向性に進んでいると思います。
弊社グループは、これからも、
「青果」+「惣菜」=『惣菜のわかる八百屋』
のビジネスモデルを確立して行きたいと思います。
写真は、ロンドンのコンビニの店頭です。
黒田久一
2010.10.26
「チェーン・ストア・エイジ」
の最新号が届きました。
業界誌の中で、私が、一番好きな雑誌です。
この雑誌は、国内外の食品スーパーや流通関係に関する専門誌です。
今月の特集は「アメリカ小売業」
です。
先日、欧州の小売業を視察したばかりで、その時に世界の食品スーパーに関する充実したテキストを頂きました。
それと合わせたら、さらに充実してます。
記事を見てたら、ワクワクして来ます。
またまた行きくなって来ました(笑)。
下の写真は、特集記事の中で紹介されていますアメリカの東海外の視察すべき店舗6店舗です。
車で回れるように“推薦コース”が書かれていました。
それぞれの店舗を見てたら、その内5店舗は、私は既に視察してます。
昨秋、息子(次男)とニューヨークに個人旅行した時、レンタカーで回りました。
自分で、ネットで偶然にピックアップしたお店なのに5/6の確率で、正解してます(笑)。
この前、友人に欧州からメールを打ったら、「お前、真面目過ぎるから、もっと裏通りも案内しろ」と言われました。
スーパーを探す嗅覚には、自信があっても、そっちの嗅覚は、からきしダメです(笑)。
先日、ある会に入会しましたが、個人覧のところで「趣味」を書くところがありました。
私は「国内外の食品スーパー回り」と書きました。
こんなの書くヤツ、おらんやろうな…と思いながらも、中々、自分の趣味が思い浮かばなかったから、書いて出しました。
まぁ、今度は、「世界の裏通り巡り」も合わせて書けるようにスキルを磨いて参ります。
黒田久一