
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.03.16
本日、最終で東京入りしました。
明日、午前中に東京ビッグサイトで「エフピコフェア」があります。
そして午後から(社)日本惣菜協会の理事会があります。
それに合わせて前泊しました。
今回は、明日の「エフピコフェア」の展示会に家内(弊社専務取締役)も参りますので、一緒に上京しました。
さて、先日、古田先生に恵比寿の「農家の台所」で、ご馳走になりました。
八百屋の私としましては、このお店は、野菜を料理の“主役”にする為の数々の仕掛けには感じる事が多々ありましたので、是非とも、家内にも感じて欲しかったので、予約をして“再び”やって参りました。
http://www.noukanodaidokoro.com/
真ん中は、野菜サラダコーナーです。
ここの野菜サラダは、普通でな中々“生”では食べない
・春菊
・カボチャ
・エノキ
なども並んでいました。
余程、素材に自信がないと出せないと思います。
下の写真は、3種のフレッシュジュースです。
どれもおいしかった。
続き
2010.03.16
店内のあちこちには、生産者の方々のポスターが掲げてあります。
オーナーが高橋がなり氏だけあって、映画っぽい撮り方です。
真ん中の写真は、「タジン鍋」です。
つまり“蒸し野菜”。
野菜を蒸しただけで、これだけの甘味が出るものです。
レストランの入り口は“保管庫”になっています。
つまり野菜や果物の冷蔵庫内を通らないとレストランの客席に行けない動線となっています。
2人でコースと飲み物を取り、1万円弱でした。
正直申しまして、奈良県内では、中々、成立しえない業態だとは思いますが、“野菜を主役”にする演出は、大いに学べます。
黒田久一
2010.03.13
久々に見応えのある番組でした。
「カンブリア宮殿」
今回は、酒のカクヤスの佐藤社長でした。
タイトルは『逆境から生まれた無料宅配ビジネス』
番組から、私がメモった言葉の数々が下記です。
・現代版「御用聞き」
・宅配は、高齢者にとってのライフライン
・配達エリアは、1.2キロがベストその微妙に距離感は経験値から
・「売り場」に大きな変化が起きた
・百貨店は「主要駅の近辺」だった
・次にスーパーになり、幹線道路沿いなどの「郊外型」(駅周辺もあり)になった
・そしてコンビニエンスストアは「家の近く」になった。どんどん家に近付いてきた。
・次の売り場は『玄関』になるという予感があった
・東京都23区内、ビール1本からお届けします(どこでもと言う事で例外を設定しない事での分かりやすさ)
・日商250万、その内の200万が宅配の売上がカクヤスの酒屋ビジネスモデル
・カクヤスの3要素は、
①やるべきか
②できるか
③やりたいか
⇒“失敗”を恐れることよりも“やること”が大事である
・怒られると“知識”は、身につくが“やる気”は、身につかない
・“弱み”は、ほったらかしにして“強み”をもっと強くして行くべき
・カクヤスが銀座に出店。300種、1000本のワインをワインセラーで保管。銀座のクラブの在庫負担をリカバリーして成功。
・採用基準
「それが出来ない人はうちに入りません。」
⇒どんな優秀な人であっても、今いる社員をあなたから見て経験、知識不足であっても「カクヤスの社員を尊敬してください。その人たちがカクヤスを支えてきている。エンジョイカクヤス」とのこと
などなど。
酒販業界は、この30年間、規制緩和などによる荒波が、本当に何回もありました。
カクヤスの佐藤社長は、数々の逆境に揉まれて揉まれての連続に果敢に立ち向かいながら、今のビジネスモデルに到達されました。
私共の青果業界、特に、中央卸売市場の青果仲卸も、まさしく大変です。
これからその荒波がさらに本格化します。
間違いなく淘汰の時代です。
この番組を見て、私は、大きな勇気を頂きました。
どんな時代にも「変化対応」すれば、必ず、生き残る道はあると。
そして、わがFRUXグループは、必ず、この荒波に立ち向かい、さらに強い企業になりたいと感じました。
わがグループなりの新しい“時代対応”した商売の在り方として
それは、
①青果卸の一番の重要機能である“需給調整機能”。青果物は工業製品でないから、常に不安定の上にあり“調整機能”が重要
②小分けをする機能がある(ディストリビューション機能)
③カッティング機能(カット野菜)
④味付け機能(調味機能)
⑤キット機能(食材をパーツとして組み合わせて提供)出来立てのお惣菜をタイムリーに提供出来る機能
⑥玄関までお届けする機能(ケータリング事業)
⑦リテイルサポート機能
⑧メニュー提案機能(惣菜のわかる八百屋塾やメニュープレゼン会などを通じて)
⑨産地開発機能(生産者とのマッチング)
など。
上記の機能を常にグループ社員一同がイメージし“思いを共有”をしながら、その姿になりたいと目指しておりますが、まだまだ道半ばであり、必ず、さらに磨き上げたい。
カクヤスの佐藤社長も1959年(昭和34年)生まれで、私と同い年でした。
刺激をたくさん頂いた番組でした。
感謝です。
黒田久一