
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.03.27
今日は、旅の話題です。
東京農大の長男が、今、ヨーロッパを1人で旅行中です。
今回は、20日間の自由旅行です。
ロンドン往復のディスカウントチケット(KLMオランダ航空)とユーレイルパス(上の写真)と、あの赤いトーマスクックの時刻表(下の写真)を片手に旅をしています。
ロンドンからパリを経由し、一昨日、マドリードに入ったみたいです。
私も30年近く前に、1人旅をしました。
私の場合は、大学時代、23ヵ国を1人でバックパッカーしました。
あの時代は、インターネットもないし、携帯電話もないし…。
のどかに絵はがきで、旅の便りを綴ってました。
随分経ってからも、その絵葉書をお袋は大切に保管してました。
今回、愚息のトーマスクックの時刻表を久々に手に取りましたが、30年前と全く変わりません。
赤い表紙に索引のあり方(調べ方)も、全く一緒でした。
ペラペラとページをめくっていると、旅費を節約するのに必死だったので、夜行列車を乗り継いだ、あの時代を思い出しました。
自由旅行の良いところは、計画性のない旅です。
つまりどこに行くかは、その時次第。
逆に言えば「決断の旅」でもあります。
全て自分で物事を決めなければならない。
居心地の良い街は長居をすれば良いし、その逆も。
常に“決断”が付きまといます。
そして旅先でのいろんなトラブルも、また、旅の思い出になります。
僕は、たまたまスペインのマドリードで、クーデター未遂事件に遭遇しました。
一部の軍の将校たちによる国会占拠でした。
結局、失敗に終わり、翌日、全スペインで「民主主義万歳」のシュプレヒコールのデモ行進に、私も参加しました。
先頭を歩いていたら(笑)、地元新聞に映って、思い出に、その新聞を持ち帰りました。
愚息も今回、鉄道ストに遇ったりして、スムーズにスペイン入り出来なかったと、ぼやいてましたが、それが旅の思い出となります。
先日、弊社グループの経営計画発表会で、私は、社員に宣言しましたが、管理部門の社員も含めて全社員を、一度も海外に行った事の社員を必ず、50周年まで(あと4年以内)に、海外に連れて行くと。
海外の空気、文化を是非、体感させてやりたいと思います。
黒田久一
2010.03.26
本日、ならコープさんの「35年史刊行を祝う会」が、奈良ロイヤルホテルにて、盛大に執り行なわれました。
その記念史を拝見し、あらためて、“生協”とは、組合員が中心になって活動されて来た団体である事がわかります。
一般企業とは、当然ですが“生い立ち”が全く違います。
環境運動、平和運動、食育、産直などなど、その活動の数々は、相当に及びます。
今の時代をまさしく、先取りしているように感じます。
何十年も前から、このような活動には積極的に取り組まれて来られました。
今日のパーティーでも、当時から、活動に尽力されて来られた組合員の方々が、参加されて、懐かしいスライドを見ながら、当時を思い出されておられました。
ならコープさんは、1974年に組織化されて以来、組合員数は、一度も減る事なく、現在では23万人の組合員数で、人口比における組織化率は、全国の生協のトップクラスとの事です。
また現在の供給高(売上高)は、380億円です。
本日の森理事長の冒頭のご挨拶にもありましたが、ならコープさんの来期(4/1~)の大きな取り組みの1つとして「弁当の宅配事業」があります。
これは少子高齢化社会に対応する為の事業です。
4/12からスタートです。
弊社グループ「㈱味の大和路」では、ならコープ様のご指定により、その製造を任される事になりました。
弊社としても、大きなチャレンジであります。
新しい「変化」に対応して参ります。
黒田久一
2010.03.24
本日、グループの入社式と経営計画発表会でした。
今年は、大卒者が3名、高卒2名の計5名が入社してくれました。
新卒代表の言葉を聞き、しっかりしているなぁと感じました。
そして先輩社員代表として、入社1年目の女子社員のはなむけの言葉も聞いてみて、一年間で、よく育ったなぁと、本当に嬉しく感じました。
今日、あらたに5名が加わり、これで弊社グループの正社員の総数が83名となりました。
そして、正社員の内、31名が新卒採用者です。
31/83。
企業にとりまして、人こそ最大の資産です。
新卒採用をコツコツ始めて、20年掛かりました。
一方、スキルのある中途採用も、これから益々重要です。
さて、今期、第47期の基本スローガンは、
「変化」への対応と「基本」の徹底としました。
また、サブ・スローガンとして、
こんな時代だからこそ、大いに「夢」を語り合い、全員が「想い」を共有し、“日本一、前向きで、明るい会社”にしよう!
としました。
「変化」への対応と「基本」の徹底は、私が27年前にイトーヨーカドーグループに入社した年(昭和58年度)を初年度とするスローガンでした。
そのセブン&iグループでさえ、現在の「激変」には、中々、対応仕切れず、大変厳しい時代となりました。
本当に素晴らしい内容だと思い、今期は、そう致しました。
世の中の大きな「変化」にスピーディーに対応しなければなりません。
そしてあらためて「基本」の徹底をしたい。
そんな思いを込めています。
今の日本は、本当に閉塞感が充満しています。
「元気」と「自信」を喪失しています。
日本経済は、不景気だけでなく、恐らく歴史的に初めて人口減少と言うかつて経験した事のない世界に突入しました。
つまり「萎縮する経済」です。
だからこそ、縮こまったり「内向き」「消極的」になるのではなく、「外向き」「積極的」になりたい、そして大いに「夢」を語り、その「夢」を皆さんと共に追いかけたい。
黒田久一