
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.04.30
私が、カンブリア宮殿にひょんな事から出ました。
テレビ東京系のこの番組は、毎週月曜日に放映されていますが、今週の月曜日は、まだ中国に滞在中だったので、見られませんでした。
4/27(火)に帰国し、関空に到着するや、何人かの方からメールが入ってました。
「見たよ」と。
確かに予感はありました。
今回のカンブリア宮殿は、エフピコの小松会長が取り上げられた「スーパーをよくする」がテーマでした。
先日、東京ビッグサイトで、エフピコの展示会があり、家内と共に参りました。
その展示会を回っていたら、いきなりマイクを向けられ、インタビューを受けました。
それは、不意討ちに後ろから声を掛けられ「エフピコの魅力は何ですか?」の問いでした。
私は「エフピコさんの展示会に来て感じるのは、どんどんと進化されるので感心させられます。」と答えました。
そのインタビュー部分が、カンブリア宮殿の冒頭の開始早々に、放映されていました。
事前に、根回しも、リハーサルも全く何もなく、受けたインタビューが、放送され、驚いています。
全く“やらせ”はありませんでした。
エフピコは、ご存知のように、包装資材メーカーとしては、群を抜いて、商品開発力、メニュー提案力のある会社です。
そんな会社になりたいと、いつも思いながら、この会社を見て来たので、インタビューを受け、ストレートな感想が、それでした。
この番組を見て、改めて、八百屋業界のエフピコになりたいと強く思います。
昨晩、BSジャパンで放映されていたのを実際に自分で、見て、何か照れくさいですね。
事前に子供たちに「お父さんがテレビに出てるらしいぞ」とテレビの前で身構えて(笑)いたら、中一になった三男坊と大学二回生の次男は「えっ、お父さん、たったこれだけ」と、彼らは、大変冷ややか(笑)でした。
まぁ、ご笑覧下さい。
黒田久一
2010.04.27
「新発地農産品批発市場」
と言う北京で最大規模の卸売市場に行って参りました。
北京市内には、その他にも大きな市場が2箇所あるようです。
とにかく、とてつもなく巨大な市場でした。
今まで、海外に行くとその度に、朝早く起きて、卸売市場に行くようにして来ましたので、相当数の市場は見て来ましたが、恐らく、私が今まで見た中で一番大きいと思います。
中国の青果物流通の実態は、深く知りませんが、
・セリがない
・全て常温
・トラック一台に一品の相対販売。今日も中国全土からトラックが集結していました。
またトラックだけでなく、40ftコンテナのまま、販売しているトラックもかなりありました。
何度か、中国の他の市場(大連、上海、青島、安徽省の合肥など)を見て参りましたが、どこも営業時間がフリーで、とにかく売り切るまでトラックの上に乗って販売する商売のスタイルが主流です。
ある意味、最も原始的な相対による販売方法です。
今日、市場をかなり歩いて回って見て、素朴な疑問ですが、完全に屋外での商売なので、雨が降ったり、雪が降ったりしたら、どうなるのかと思います。
それも大雨だったら、大変だろうなと。
まぁ何とかなるのでしょう。
市場は、どこの国も“生活の原点”つまり、ライフラインです。
今日の北京の市場も、大変な活気(殺気)(笑)でした。
私は、市場に来ると元気が沸く性格です。
黒田久一
2010.04.27
「新発地農産品批発市場」を見て、あらためて感じるのは、中国も何れ、流通が発展する段階で、日本と同様に、段階的に、そのニーズの要求レベルが高まると思います。
①単一の業者(コーディネーター)、つまり日本の青果仲卸のように、一社で、大半の品揃えができる機能。“ワンストップ機能”
②ディストリビューション機能、
つまり“小分け機能
”
③加工機能、カット野菜や味付けまでの加工機能
④メニュー提案機能
など。
弊社は、今、まさしく上記の機能に対応できるような会社になりたい思いで、必死で取り組んでいます。
今から7年くらい前に、甥っ子と2人で、ロンドンに行きました。
その時、農林水産省の知人にお願いし、農林水産省からロンドンのジェトロに出向されている方のご案内で、ニューコベントガーデンと言う、ロンドンで最大規模の卸売市場をご案内頂きました。
その時、目の当たりにしたのが、単純な卸売業者が、疲弊仕切っている実態でした。
市場が“成熟”すると単純機能だけでは、飯が喰えない。
ロンドン最大規模の市場でありながら、業者の多くが、全く元気がありませんでした。
「元気な業者は、ないのですか?」の私の質問に対して、ニューコベントガーデンの市場の女性職員の方が、
・ディストリビューター(業務用小分け業者)
・カット野菜業者
が、成長していると、答えられました。
私は、当時も弊社グループは徐々に、進めておりました“多機能化”に、確信を持ちました。
中国は、まだまだ、成長段階で、日本やイギリスのような状況になるには時間が、かかるのでしょうが、何れ、消費者のニーズが高まれば、当然、流通の多機能化は、必然かと思います。
写真は、まだまだ“地べた”で商いされています。
そして単品主義(写真は冬瓜)です。
でも、北京の市場は、元気いっぱいでした。
黒田久一