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2009年

「想いの共有・情報の共有」

2009.10.14

本日、午後1時からグループ全社員が集結して「上半期業績報告&下半期方針発表会」を実施しました。

弊社グループのように年中無休の商売の会社は、一堂に会する事は、中々、難しくなって来ましたが、だからこそ、その意義があると思います。

参加できなかった社員の為に、DVD録画の上、再度、土曜日にやります。

今や、携帯メールを通じて連絡したり、パソコンでグループウェアやSFAを通じて管理出来る便利な時代となりましたが、やはり、フェイス・トゥ・フェイス(顔と顔を付き合わせて)で、アナログ的にやる事こそ、重要だと思います。

上半期は、いろいろと問題を積み残しておりますが、売上的には、グループの連結ベースで前年比109%でした。

おかげさまで、全事業部、前年の売上をクリアしました。

これだけの消費不況の大変厳しい中、皆、頑張ってくれました。

社員には、心から、ありがとうと言いたいと思います。

営業成績(経常利益)ですが、グループ4社中、3勝1敗でした。

2年半かけて奈良に一ヶ所に集約した事による「拠点化の効果」が、大きく寄与してくれたと思います。

後半戦は、特に、足元の経済状況が最悪の中てすので、気を引き締めて頑張りたいと思います。

「想いの共有・情報の共有」をスローガンに。

黒田久一

壮大なビジョンと990 円ジーンズ

2009.10.11

もう私のような者が、語るようなレベルの会社ではありませんがユニクロが、絶好調です。

最近、連日のように新聞記事にも載ってます。

9月にニューヨークに行った際もユニクロに寄りました。

そして、ほぼ連続して行った上海のお店も覗きました。

数年前にはロンドンのお店にも寄った事があります。ロンドンでは、一時、失敗したと聞きます。

さて、昨日のNHKの経済番組に柳井会長が、出演され、熱い「思い」を爆発されてました。

ユニクロは、2009年の現在の年商規模が6800億円です。

ちなみにグローバルリテイラーである、GAP(アメリカ)、ZARA(スペイン)、H&M(スェーデン)は、何れも既に1兆円超らしいです。

世界規模では、凄いのがいます。

そしてユニクロは、2020年に5兆円と言う壮大な計画を立ててます。

正直言いまして、たった11年先の事です。

閉塞感が充満する日本において、これだけの壮大なビジョンを掲げる会社(経営者)が、皆無なので、余計にインパクトが強いように思います。

さて柳井会長のインタビューで「希望のない会社は、伸びません。希望を自らの力で創り出すのが、経営者の仕事です。」

先日、あらためて再読した「一勝九敗」に書かれていたテンポと言うか、リズムと言うか、熱く語る柳井会長の姿は、昨日のテレビでも揺るぎませんでした。

こんな経営者には、思わず引き込まれます。

大変失礼ですが、風貌は、パッとしませんが(笑)。

テレビインタビューで990円ジーンズにも話が及び、ユニクロは、低価格だけに軸足をおいているのではないと話されていました。

「価格だけに軸足を置くと、880円でどこかが対抗し、また別の企業が850円で対抗する。さらに500円になり、最後は0円になってしまう」

本当にそう思います。

日本の名だたる小売業の焦りとも思える価格対抗策に対し、強く思います。

高品質、高付加価値。

価格との相関関係は、永遠のテーマです。

わがグループの10年先の絵をもう一度、描き直したい、そんな思いを感じました。

黒田久一

台風が去って、そして八百屋の商売

2009.10.10

台風18号が過ぎ去り、穏やかな天気です。

私ども八百屋は、天候つまり自然に対しては、本当に無力です。

今年の夏は、長い梅雨や曇天続きで、お盆前後は、相場が高騰し、弊社のHMR事業部(カット野菜事業部)は、契約産地が被害を受け、少なからず、影響を受けました。

そして一転、9月に入れば、天候が回復したのと、各産地の出荷が潤沢になり、相場がカダカタになっておりました。

特に果物は、かなり、深刻な低迷状態でした。

そしてどうなる事かなと思っていた矢先に日本列島を縦断した台風18号。

亡くなった方もおられ、また、突風(竜巻)で家屋にも被害があったりし、被災された方々も多いと聞きます。

私ども八百屋は、、そうした人的被害に対しても当然気になりますが、それ以上に、どうしても産地の被害が気になります。

今回も当然、少なからず影響がありましたが、この辺の情報は、毎回そうですが、思惑が入ったりし、まだ、正確な情報は入ってません。

もう少しすれば、だいたいがわかると思います。

八百屋って、まさしく「心配の上に成り立つ商売」です。

でもこんな商売領域だから、弊社のような吹けば飛ぶような少資本の会社であっても「存在意義」があるのだと、自ら、言い聞かせています(笑)。

上の写真は、弊社の本社屋に近い佐保川(大和川水系の支流)のほとりの写真です。
台風翌日の風景です。

かなり増水してました。

下の写真は、奈良県中央卸売市場の前にあります、蓮根畑です。

昨日、農家の方が、掘り出し作業をされていました。

まあしばらくは、波乱のないよう、穏やかな天候が続いて欲しいなぁと思います。

これから年末商戦の準備もあります。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。