
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2008.08.30
今日、白浜からの帰り、和歌山市内にあります「アルトロ シエスタ」と言うケーキ屋さんに立ち寄りました。
たまたま先月の雑誌「商業界9月号」に紹介記事が載っていたので、和歌山に行くついでがあれば、行こうと思っていました。
紹介記事によると元々は、隣りにあるイタリアン・カフェ「シエスタ」で食後のデザートとして出したチーズケーキが好評を博し、口コミで広がったので、若いオーナーが今度は、ネット販売に力を入れようと、いろいろと仕掛けをし、楽天でケーキ部門で1位の座に。そしてケーキ店を隣りにオープン。今度は、店売りも爆発しと、店舗販売とネット販売をうまく、それぞれを宣伝され、相乗効果を上げた成功事例として紹介されていました。
バーチャルとリアル。つまり仮想店舗と実際の店舗。
今日、実際にその話題のチーズケーキを買って食べてみました。
うーん、私は何でも美味しいと思うタチなので、本当に美味しかった(笑)。
でも違いが分からなったのも本音です(笑)。
参考になるのは、やはり、包み紙も店舗の雰囲気もロゴもセンスがいい。こう言うのはトータルプロデュースが大切なんですね。
またお洒落な案内パンフレットが入れてあった竹ザルには、「次回来店時の“予習用”としてお持ち帰り下さい」と書かれており、小憎らしいなぁと。
お客さんに“予習”をさせるとは…(笑)。
“全国1位”とは、その商品力を含む美味しさと共に“売り方”が一番だと言うのが本当のところかと思います。
黒田久一
2008.08.29
夏休みももう終わるので、小学生の三男坊主を連れて家内と三人で白浜温泉に来てます。
今日と明日は、短いですが、私の盆休みを取ろうと自宅でゆっくりしようかなと思ってましたが、朝になって三男がどこかへ連れて行けと言うことになり、急遽、旅の計画を…。
昔とは違い、今は本当に便利になりました。
早速、インターネットで「じゃらん」にアクセスし、白浜温泉の古賀の井ベイホテルを予約。
車でやって来て、白浜なら定番コースですが、アドベンチャーワールドに行きました。
写真は、パンダ館で撮影。みんなカワイイ~、カワイイ~と言うんですが、よくよく見ると、何か泥だらけで真っ黒けでした(笑)。
それと帰りぎわ、お土産コーナーでウロチョロしていると、フードコート付近から女性の怒鳴り声が聞こえて来ました。
あまりにも大きな声だったので、それこそ、100人以上の人が、一斉にそっちに視線を向けました。
60後半とおぼしき老夫婦?とお孫さんらしい2人の子供さんと初老の男性の5人でした。
何でそんなに激昂しているのかは、分かりませんが、「ジュースの注文の確認の仕方がなってない!店長を呼べ!」と。
怒られているのは明らかにバイト(高校生か大学生?)の女の子で、それと頼りなさそうな社員らしき男性でした。2人は、ただただ頭を下げていました。
次に女性(はっきり言って下品なオバハン、いやオバンでした!)に代わって、今度はオジンが選手交代とばかりにさらに激しく…。
もう聞いてられません。本当にうんざりしました。
普通は、一緒に来ている大人が止めるでしょう。
こんな遊園地みたいなところは、楽しみに来ている人ばかりなのに…。
それといくら店員の対応が悪くても、一言の注意で終わればいいのに…。
いい歳した大人が、あんなに怒り倒すのを見て、一緒について来た孫さん?たちは、どんな思いで傍観しているのだろうかと思うと情けない気持ちになりました。
私もファミレスの副店長時代、日曜日の夕方の満席状態の時に、ウエイトレスが何かのミスをしてしまい、あるお客さんを怒らせてしまい、土下座をしろと。
そして土下座をした事がありました。
今日は、あの時を思い出しました。
当然、ミスをすれば心から謝罪をしなければなりません。
でも今日もそうですが、常識を越えた「怒りの爆発」で、たとえ一時的に溜飲を下げたとしても虚しさが残るのではないでしょうか?
今「品格本」ブームですが、私には“品格”など備わっていませんが(笑)、常識を逸脱した老人にはなりたくないと思いました。
黒田久一
2008.08.28
今日(8/28付け)の日本経済新聞の「経済教室」を読まれたでしょうか?
この「経済教室」は、各界のエキスパート(学者の方が多い)が担当される記事であり、正直、難解な文章が多いです。
しかしながら読めば読むほど(噛めば噛むほど)、うなずく記事も多く、個人的には切り抜きをよくする欄です。
今日の記事は、明治学院大学教授の神門善久教授の記事「食料自給率向上は的はずれ 相互依存強化こそ本筋」という内容です。
文章はちょっと難解ではありますが、是非、お読み下さい。
私個人としては、なるほど!とうなずきました。
・将来的な穀物生産増大の余地は大きい。
・日本人が好む有機農作物を生産するには、高温・多湿の国土には適さず、海外での適地を探すべき。
・日本が目指すべきは、食料自給率の向上ではなく、食料安定確保に向け、相互に輸入・輸出をし合う構造を構築し、農作物貿易の厚みを増す事。
・食料にからむ議論は情緒的になりがち。
等々です。
農業に関する事、食料自給率の話は、一側面だけでは論評しにくい複雑で難しい問題ですが、これからもこのブログを通じて、私なりに問題提起をして参りたいと思います。
今日の記事は、何度も噛むようにして読むと、久々に良い論評記事だと個人的に思いました。
さて、写真は、奈良の押熊にありますアルペンローゼさんというパン屋さんです。
昨日、久々に寄らせて頂きました。
本当に熱心で真面目な商売を貫かれているご夫婦です。盛和塾の熱心な塾生であり、私の家内もお誘いを頂き、入塾させて頂きました。
最近、ご主人と息子さんで“手作りの石釜”を作られました。
レンガは本場イタリアから取り寄せた本格的な石釜です。
昨日、パンを買い、自宅で食べてみて、その“思い”を感じました。
今日の記事のように噛めば噛むほど、美味しいパンでした。
黒田久一