
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2008.09.03
昨日は午後からミトーと言う街に再び行き、メコン・デルタを体感しました。
メコン川の流れは、褐色でした。
真っ茶色でした。
川底の土は、植物の肥料になるくらいに養分が多いとの事でした。
その沃野で暮らす人々の逞しさを感じました。
写真は、オバチャンの手漕ぎによる小舟(4人が一列に乗船)による湿地帯をクルージングした様子です。
うっそうと生い茂る植物の生命力を感じます。
その小さなボートが中洲に着くと、椰子のみでキャンディを作って(実演販売)、売ってました。沖縄に行ったら黒砂糖の実演販売しているみたいな感じで。
その他、ローヤルゼリーなど。
皆、本当に商魂逞しい(笑)。
またお茶を振る舞ってくれ、そこにはマンゴーやドラゴンフルーツ、パイナップルなどたくさんの果物を食べさせてくれます。
そしておもむろにまだ5歳くらいと思われるような子供たちが、踊りながら歌ってくれます。
それも日本語で「幸せなら手を叩こうよ、幸せなら態度で示そうよ」と。
本当に泣かせます。
そして最後に「チップ、プリーズ」と。
本当に逞しいです。
黒田久一
2008.09.03
今日は朝一番でエースコックのベトナム工場に視察に行きました。
エースコックは、早々とベトナムに進出し、大成功を収めた事で、最近、マスコミに取り上げられていたので、その意味でも楽しみでした。
浪江社長様から、いろいろとお話を頂戴しました。
エースコックは1993年に進出し、今やベトナムでの即席めんのマーケットシェアは70%を越えており、第2位のメーカーが5%にも満たない状況なので完全に“一人勝ち”の状況です。
ベトナム・エースコックでの生産量は30億食にもなります。
ちなみに日本国内の即席めん(袋+カップ)の生産量は、全メーカーを(あのガリバーの日清食品も含めて)足して、約40億食との事なので、いかにベトナム・エースコックが凄い量を生産している事かが分かります。
ベトナム・エースコックは、日本人が浪江社長ただ一人であり、この成功に至るまでのご苦労は、相当な困難があったと推察されますが、とても70歳とは思えないような、その若々しさから発せられる言葉のひとつひとつからベトナム人への“信頼関係”があるのを感じました。
それと海外での成功は、“土着化する”つまり異国の地で骨を埋めるくらいの覚悟がいると私は思いました。
ベトナム・エースコックの製品は、全世界40ヵ国に輸出されており、それは世界各国に散らばった中国人・華僑ならぬ優秀なベトナム人・越僑たち(えっきょう)のネットワークを通じて販売されているとの事でした。
浪江社長様も工場も大変にエネルギッシュさを感じました。
感謝。
黒田久一
2008.09.02
昨日、皆さんと夕食を共にしていたら、突然、福田首相が辞任発表をしたと知りました。
正直、なんじゃそりゃと言う思いです。
一国の首相と中小企業のオヤジを比べるのは全くナンセンスですが、中小企業のオヤジなら、辞めたくても辞められない(笑)。
誤解のないように私が辞めたいと言ってるのではありません(笑)。
最近、気骨のある政治家が少ないように思います。
確かに「ねじれ現象」の為、国会運営が大変なのは分かりますが、他国からすれば、異常事態であり、益々、官僚が国をコントロールする。
いつも思うのですが、日本も、もう少し長いスパンで総理大臣が務められるような政治制度はないものかと。
腰を据えた政治なくして、何も変わらないような気がします。
特に八百屋の私としましては、農政のように一年や二年では変わらない性質のものは特に感じます。
さて今日は、ベトナムは「国慶節」つまり「独立記念日」です。
その為に、多くの企業が休んでいます。だから今日は終日、観光となります。
写真は、ホテル近くを歩いていたら、見つけた屋台です。テイクアウトもやってるので、まあ言ってみれば「惣菜屋」です。
地元の人々でごった返していたので、味、価格など申し分ないのでしょう。超繁盛店でした。
熱々のもち米と思われるご飯におかずを乗せていました。まさしく「惣菜の原点」かと思います。
話しは変わりますが、昨晩、同じメンバーの方が夕食後、ホテル周辺を散策されていたら、突然、後ろから来たバイクの奴がカバンをひったくりました。
相手は、バイクゆえに、追いかけられなかったそうです。
ひったくられた瞬間、転倒されましたが、幸い怪我はありませんでした。
カバンにはパスポートが入っており、いろいろと手続きが大変なようです。
やはりここは外国である事を再認識しました。気を付けなければ…。
黒田久一