
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2008.10.22
今日は、市場休場日に当たるので、グループ全社が集まり「下半期経営方針発表会」を実施しました。
弊社の会計年度は、3月末決算になりますので、半期決算は9月末になります。
グループ全社の営業成績が集計され、下半期の見通しなどを合わせて、毎年この時期に開催しています。
上半期の結果報告や下半期の方針発表、そして各部門長による“決意表面”的な発表などが中心となりますが、私は、それ以上にほぼ全員が顔を合わせる事が最も重要だと思っています。
グループ全社が一堂に会する事が重要だと。
末端の末端まで、方針の徹底を図るには、本当に難しいですね。
「思いの共有・情報の共有」それが今期のスローガンです。
これからの後半戦、力を合わせて、頑張りたいと思います。
PS.
本当に何年かぶりですが、ユニフォーム(ジャンパー)を新しいタイプに更新しました。
①青果仲卸事業部&HMR事業部は、シックな感じのグレータイプ、
②青果直営事業部は、グリーンタイプで、
③ケータリング事業部は、真っ赤なタイプで。
黒田久一
2008.10.21
昨日、弊社の本年度のおせちのパンフレットが刷り上がりました。
いよいよ年末に向けた動きが本格化します。
おせちの企画につきましては、年々前倒しになり、今年は、ゴールデンウィーク明けから、ケータリング事業部長を中心に原料調達の為に、産地出張に出向いたり、社内会議を繰り返して来ました。
今年ほどやりにくい年はありませんでした。
原料高騰や中国問題など。
弊社もおせちに取り組んで、10年以上になりますが、いままで一度も前年売上を落とした事なく、成長し続けて頂きましたが、今年は、売上よりも、とにかく、安全にかつ丹精を込めて丁寧に作り上げたいと思います。
黒田久一
2008.10.20
(社)農協流通研究所(通称:農流研)と言う団体があります。
全農系の団体であり、先日、そちらの役員理事の方がお越しになりました。
いろいろと情報を頂きましたが、後日「農流研だより フロンティア」と言う雑誌を送って頂きました。
今回頂いたのが、「2008年9月号」です。
目次を見ると
・「農産物直売所のあらたな動向」・「マーケティング最前線:カット野菜産業」
・「ケーアイ・フレッシュ・アクセス 生鮮農産物のパートナーシップを目指して」
・「和郷園におけるGAPの取り組み」など、中々、充実した記事が多いです。
その中で、
「農産物直売所のあらたな動向」から、記事の抜粋です。
・「農産物直売所は数少ない成長業種である。」
・「平成17年度の推定の市場規模は、5,000億円」
・「年々、規模が大型化している」
・「輸入食品のトラブルが多発し、消費者の国産志向が高まって来ている」
・「食料自給率への意識の高まり」
・「生産者が自らの農産物に自分で値段をつけたい」
・「農産物が完熟である」
・「顔が見えるので、安全・安心感がある」
などなど“直売所ビジネス”の有望性の見出しが踊ります。
今回、高知出張に際しまして、あるSM経営者の方の講演があり、「市場流通」に対する不信が聞き取れました。
市場業者は、全く何の提案もないし、温度管理もしないし、そして一番辛く感じるのは、何か中間流通業者が暴利を貪り、生産者の手取りを極端に減らす要因になっていると。
そして古くさい卸売市場法が変わらないと。
確かにごもっともなご意見もありますが、「市場機能」の優位性は絶対にあると私は確信しています。もし市場がなければ、青果物流通は機能しなくなります。
弊社は、中央卸売市場の青果仲卸が母体事業であり、“川中”の仕事が中心の会社で、非常に複雑な心境ではありますが、農産物というお天道様相手の商売には、必ず、調整機能が必要となります。
コーディネーター機能が必要です。
その需給調整以外にも、加工機能や、小分け機能、冷蔵保管機能、物流機能、そしてメニュー提案などのリテイルサポート機能など、担うべき役割があると思います。
いろんなご意見を謙虚に耳を傾け、これからもお客様の求める商売の姿を追求して行きたいと思います。
また生産者との取り組みもこれからも強化し、いかに生産者の方が安心して継続して作って頂けるかを模索したいと思います。
農業のsustainable、つまり“持続可能性”のあるビジネスモデルを追求したい。
黒田久一
田久一