
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2016.05.16
本日、皇居に程近いKKRホテル東京にて「野菜流通カット協議会」の総会がありました。
昨年、青果物カット事業協議会と野菜ビジネス協議会が統合し、一つの団体になりました。
私が、昨年まで青果物カット事業協議会の会長を仰せつかっていました。
今は、統合後の副会長を仰せつかっています。
そもそも、統合の呼び掛けは、私が、言い出しっぺです。
アメリカに於いても、欧州に於いても、それなりの業界団体が形成されていますが、日本は、まだまだと痛感し、統合を呼び掛けさせて頂きました。
一年経ち、10社以上の会員企業が増え、50社を越えました。
さらに増加基調であり、大変嬉しく思います。
本日、農林水産省からもたくさんの官僚の方々にもご出席頂きました。
「青果物の加工業務用分野こそが、農林水産省の中の一丁目一番地」ともささやかれる時代に入り、私自身、加工業務用分野は、その地位が低く、隔世の感があります。
アメリカの食品スーパーでは、青果コーナーのカテゴリー別の売上高ランキングで、とうとうカット野菜が第1位となりました。
ちなみに第2位がトマト、第3位がじゃがいも類だそうです。
食の外部化比率も高まり、青果物流通も内食向けから、中食&外食分野にシフトしていますので、ますます、加工業務用の青果物が重要になります。
まだまだその緒についたばかりですが、これから、さらに5年経ち、10年経てば、この業界団体が、さらなる発展していることは間違いありません。
弊社グループもその時代の波に取り残されないよう、頑張って参ります。
一番下の写真の右側のマイクを持たれている方が、事務局の戸谷事務局長ですが、退任されます。
統合までの様々なワーキングに多大なご尽力を頂きました。
本当にありがとうございました。
黒田久一”
2016.05.14
本日、熊本大震災からちょうど1ヶ月となります。
私の修行先であります、熊本の株式会社ヒライ様にお見舞いに参りました。
震災直後に駆け付けたかったのですが、ちょうど、いろんな所用が重なり、なかなか、行けませんでした。
今日は、お元気な平井社長、平井専務、また、社員の方々とお会いすることが出来、大変嬉しく思いました。
震災直後の対応のお話を頂きました。
経営者として、打たれた数々の手や、その時の心理状況をお聞かせ頂き、経営者としての有事に際しての心構えが必要だと痛感しました。
さすがヒライさんでした。
帰りに熊本空港かはプロペラ機で伊丹空港まで帰って参りましたが、熊本空港周辺では、眼下の民間の屋根には、大半がブルーシートがかけられていて、本当に凄い地震だったんだなと思いました。
亡くなられた方々にはご冥福をお祈りし、被災された方々には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い、復旧をお祈り致します。
黒田久一
2016.05.01
今回の視察、無事に全行程を終了することが出来ました。
両都市で、50箇所ほど視察を致しました。
女子3人組は、KLMオランダ航空にてアムステルダム経由で関空へ、私は、エールフランス航空にて、パリ経由で帰国の途につきました。
私も1時間遅れでヒースロー空港を飛び立ち、今、乗り継ぎのパリのシャルル・ド・ゴール空港にいます。
さて、今回は、日数も、12日間と長く、また、ニューヨーク&ロンドンと言うかなり欲張りな組み合わせで、少しハードでしたが、渡航前に4回の事前研修もし、大変充実した視察となりました。
地下鉄やタクシーなどを使いながらも、ほぼ毎日2万歩を歩きました。
私は、ここ数年、毎年のようにアメリカもイギリスも視察をしていますが、今回の一番の収穫は、イギリスに85店舗を展開する「クック」と言う冷凍食品専門店に初めて訪問したことでした。
85店舗は、こちらでは、小ぶりな企業かと思います。
このクックとの出会いは、私にとりまして、本当に大収穫でした。
ある意味、衝撃的な出会いと言った感じがします。
クックにつきましては、レディミール研究で第一人者である城取先生も絶賛され、また、フードコンサルタントの道畑先生もブログにアップされています。
イギリスには2つの大きな冷凍食品専門スーパーがあります。
アイスランド(約800店舗)とファームフーズ(約300店舗)です。
これら2つは、日本の業務スーパーに近いイメージです(生鮮は無し)。
両社とも価格訴求型であり、両目も大きい。
食事(ミール)だけでなく、原料系の食材もたくさん揃えています。
一方、クックは、食品スーパーではなく専門店です。
市街地に立地する小型店であり、食事(ミール)のみの販売です。
15坪程度の小さなお店です。
ちょっと殺伐とした感じのする2大冷凍食品専門スーパーとは明らかに一線を画する戦略です。
内装も女性が好むイメージです。
接客も素晴らしい。
2回訪問しましたが、とにかく、お客様に、試食をさせます。
それと大きな特徴は、大量生産型ではないらしく、小ロット生産のようです。
大半の商品はシェフが監修しています。
一つ一つの商品は、丁寧に作り込まれています。
各商品には、シェフのサインが印刷されています。
次回、渡英の際は、是非とも、クックの工場見学と経営者の面談をしたいと思いました。
さて、5月26日(木)は、第61回「惣菜のわかる八百屋塾」がございます。
次回のテーマは、ズバリ、レディミールです。
城取先生をお迎えし、レディミールの最新情報の90分の講義を頂戴し、弊社の女子社員も登壇させて頂き、今回のニューヨーク&ロンドンの視察報告をさせて頂きます。
どうぞ、ご期待下さい。
追記
真ん中の写真は、イギリス側からドーバー海峡に入るところです。
一番下は、ドーバー海峡からフランス側に入るところです。
35年くらい前の、若かかりし頃のバックパッカー時代、いつも、旅の出発は、イギリスのロンドンでした。
そして、ロンドンのビクトリアステーションからパリまで、フェリーで、ドーバー海峡を渡り、フランスのカレーに到着、再び、列車でパリを目指しました。
ユーレイルパス(ヨーロッパ周遊チケット)とオレンジ色のトーマスクックの時刻表を片手に、ヨーロッパ各地を1人旅を繰り返しました。
ドーバー海峡を見ていますと本当に懐かしいです。
黒田久一