
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2015.03.17
【ピカール】
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150120/1062234/
昨年の秋、イオンさんが、フランスの冷凍食品専門スーパー【ピカール】と業務提携されました。
http://www.picard.fr
その売場が、こちらのお店にあると聞き、見学させてもらいました。
ずっと付きっきりで試食担当者の方が、試食を提供されてました。
正直言いまして、ちょっと高いです。
この売価ラインでは、なかなか、厳しい?
SKUは35
フォアグラ、合鴨、パンケーキ、クロワッサン、ピザ、アイスクリーム、パスタ、スープ、テリーヌなど。
イギリスにも冷凍食品専門スーパーがありました。
アイスランド、ファームフーズ。
https://www.iceland.co.uk
http://www.farmfoods.co.uk
まだまだ、これらの動き目が離せません。
黒田久一
2015.03.15
昨日は、内視鏡の定期検診でした。
今秋で、胃ガンを克服し、丸10年になります。
念のため、半年に一回、東大阪市のクリニックで定期検診を受けています。
ここは、無痛検査なので、とても楽です。
内視鏡を見ただけでトラウマになってる私には有難い検査です。
http://www.iidanaishikyou.com/sp/
昨日も、お陰様で「異常なし」でした。
健康の有り難さを痛感する日でもあります。
いつも、無事に検査を終えてから、そのクリニックから、歩いて3分くらいのところにあります「司馬遼太郎記念館」(入場料500円)に立ち寄ります。
司馬遼太郎はあまりにも有名な作家ですが、記念館は、東大阪市小阪にあり、どちらかと言えば、コテコテの大阪です。
親しみがあります。
私は、33年前に、デニーズに入社し、新規オープンした「デニーズ小阪店」に赴任しました。
当時は、入社1年目でしたので、厨房内で、コックをやってました。
当時、24時間レストランは、まだ、珍しかったので、そのデニーズに、ちょくちょく、司馬遼太郎さんが、夜中に来られてました。
厨房内から、ちらりと司馬遼太郎さんを拝見したことがあります。
私が提供したミートスパゲティを食べて頂いたこともあります。
司馬遼太郎は、たくさんの素晴らしい作品を残されていますが、まだ、長編を読んだことがなく、必ず、読みたいと思います。
私の長男は、ほぼ司馬遼太郎作品を読破していて、愚息からも「素晴らしい」と。
ぜひ「坂の上の雲」を読みたいです。
http://www.shibazaidan.or.jp
是非、大阪にお越しの際は、司馬遼太郎記念館に足を運んで頂ければと思います。
黒田久一
2015.03.10
【英国視察を終えて】
今回の視察では、ブログをなかなかアップ出来ませんでした。
毎日の視察先が多かったのと、今、社内向けには、ラインを通じて大量の写真を送りながらリアルタイムで、視察報告していますので、さらに、ブログ更新となると、せわしなくて…(笑)。
LINEは、写真を送るのにかなり有効です。
弊社では、いろんなプロジェクトにLINEを活用し始めました。
横断的なプロジェクトは、特に、気軽に情報交換できますので、大変、便利です。
ただし、私は、基本的には、フェイス・トゥ・フェイスに勝るコミュニケーション手段はないと考えています。
また、視察先も「現場」で「現実」を見る、体感することを特に重要だと考えます。
でも、近々に、ライン(ラインのような気軽なやり方)での、ブログ更新を研究したいと思います。
さて、本日、ロンドン最終日です。
丸1週間滞在しました。
今、ヒースロー空港に向かう地下鉄(ピカデリーライン)の中で、ブログの書き込みをしています。
今回も、またまた、走り回りました(笑)。
たくさん体感しました。
今回は、コンドミニアムに泊まり、実際に食べてみました。
5回も料理しました。
友とも、とことん話し合いました。
街の匂いも感じました。
大変有意義な視察となりました。
また、この体感を必ず経営に活かしたいと思います。
下記、Londonで最大の卸売市場(青果のみ)のニュースピタルフィールド市場の視察報告です。(社内向け)
感じたままです。
卸売市場から出るとき朝日が眩しかったです。
黒田久一
【new spitalfield market】
今朝、ロンドン最大の卸売市場に行って来ました。
ホテルから地下鉄を乗り継いで、さらに、卸売市場の最寄り駅からも、かなり離れていましたので、結局、1時間ほど、かかりました。
この卸売市場を訪れるのは、私は、4回目です。
一番最初に来るきっかけは、10年くらい前に、現在のHMR工場の建設を踏み切るべきかどうか、悩みまくっていた時、大学の先生の意見(世界的なカット野菜のマーケットの行方)を聞こうと、近大生物理工学部のI先生と中央大学のK先生にお訊ねしたことがあります。
I先生は、カット野菜の研究者の第一人者の方で「黒田さん、カット野菜は、まだまだ拡大すると思うよ」とのご意見をもらいました。
そして中央大学のK先生は、食品流通の専門家の方で「黒田さん、イギリスの卸売市場に行けばいい。完璧に卸売市場は疲弊している。当たり前の話で食品スーパーは寡占化してるので、自ら、物流センターを運営し、卸売市場は不要です。だからスーパー相手の仲卸が成り立たない。イギリスの卸売市場の業者(仲卸)の生き残りは、ディストリビューター事業にあります。そのディストリビューター事業を見に行けばいい。」と言われました。
この二人の意見を頭に入れながら、実際に、ロンドンに来たことがあります。
その時は、農水省に頼み込み、農水省から、JETROに出向中の職員の方に、案内してもらいました。
その時、確かに、疲弊したイギリスの卸売市場を目の当たりにして、やはり、カット野菜事業は、仲卸として生き残るには必然だと感じ、新工場建設を決意しました。
あれから10年経ちました。
確かにHMR事業部は、弊社FRUXグループにとりまして、大きな成長をするきっかけになりました。
一皮が剥ける原動力になりました。
ただ、あの頃のデフレ経済下の“ものづくり”とは違い、これからは、川上のインフレ、川下のデフレの時代になり、大変厳しい時代に突入します。
さらに知恵を絞り、事業の在り方を問うべき時期に来ました。
また、この10年間で、弊社グループの青果直営事業部がかなり健闘し、仲卸事業も、グループ内の各事業への供給が拡大し、非常に安定した経営が実現出来るようになりました。
あの時、このままでは、青果仲卸には、もう未来は無いと思いに至るも、弊社グループはいろんな形で、何とかやってこれました。
ただ、これからの10年先を展望したら、まだまだ、変化しているでしょう。
頑張らねばなりません。
この卸売市場には、5年くらい前にも農水省の方に案内してもらいました。
その時、熊本県の大葉の生産者の方とも、現地で知り合いになりました。
また昨年の4月に商人舎の結城先生のツアーでも、早起きし、広島のM社様のバイヤーの方々3人と共に、早朝突撃訪問をしました(笑)。
だから、今回が、私にとりまして4回目の訪問です。
まず、この卸売市場は、ディストリビューター事業を象徴するように、トラックは、バンが中心でした。
一方、入荷は、世界中から来ています。
スペイン、トルコ、フランス、オランダ、ポルトガル、そして、ロシアの大型トレーラーもありました。
フェリーで、ドーバー海峡を渡ってるようです。
その他、アフリカや南米からも来ています。空輸のマークもありますし、シトラスやバナナは、当然、船でしょう。
中華系の業者も数件ありました。
華僑、恐るべしです。
次回、訪英するチャンスがあれば、現地のカット野菜業者(特に業務用のカット野菜業者)を訪問させてもらいます。
それを見たら、また、答えがあるように思います。
1月に、某食品工場のご縁を頂き、その活用につきましては、みんなで、とことん話し合いをしましょう。
ロンドン・ニュースピタルフィールド市場のカフェにて
黒田久一