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2010年

茨城にて

2010.07.31

昨日は、座談会後、明治神宮に行き、そのまま東京で宿泊しました。

今日は、茨城県に産地出張して参りました。

茨城県の土浦周辺は、広大な蓮根畑(上の写真)が広がっていました。

この光景を見ると、まもなく、お盆の季節だなぁと感じます。

また中国の江蘇省の蓮根畑も思い出されます。

弊社では「水煮蓮根」も、まずまずの取り扱い量があります。

さて、弊社のHMR事業部では「天ぷら材料」をたくさんの食品スーパー様の惣菜部門向けに納品させて頂いています。

中でも、サツマイモは、大量に使います。

サツマイモの主力の契約産地は、茨城県の生産者の方々にお願いしておりますので、今回、ご挨拶方々、行きました。

そして、この時期のキュアリング(サツマイモの貯蔵技術の事)の状態も見たかったので、合わせて「原料用の室(むろ)」も視察しました。

サツマイモは、日本も中国もそうですが、作付けは、大半が、春から初夏にかけて行われ、収穫は、お盆明けから、晩秋に掛けて行われます。

高知県のように「早堀り」産地などもございますが、あらかた、こんな感じです。

つまり、ジャガイモのように南から北への“産地リレー”するような青果物ではなく、決まった産地で「年一回収穫」が基本です。

つまり、サツマイモは、年一回の収穫の青果物の為、周年(一年中)、安定供給するには、貯蔵技術を必要とします。

それがサツマイモの“キュアリング技術”です。

温度13℃、湿度90%にコントロールされ、翌年の新芋が出るまで、上手く繋いで行きます。

サツマイモは、秋の初霜が降りるまでに、全てを掘り出し、“風乾(ふうかん)”後、専用の室(むろ)に入れます。

キュアリング技術が、未熟な昔なら、秋の収穫品は、せいぜい、翌年の4月くらいで、駄目になりました。
今は、かなり熟練し、秋の本格的に新芋が出るまで、回るようになりました。

サツマイモの話をし出したら、私は、止まらなくなるので(笑)、この辺で…。

何れにしても国内産地、中国産地を含めまして、相当な量のサツマイモを扱うようになりました。

しかしながら、まだまだ加工技術の向上や「用途開発」は、発展途上にあります。

これからも引き続き、勉強して行きたいと思います。
産地の皆様には、本当に感謝しています。

下の写真は、弊社の商品も作って頂いています冷凍野菜工場です。

今日は、ニラの凍菜をされていました。

今年の秋には、中国の各省やサツマイモ産地、蓮根産地なども、久々に産地視察する予定です。

産地に行きますと、いろんな事が理解出来ます。

黒田久一

近鉄特急にて

2010.07.30

今、東京に向かっています。

いつも京都経由で、東京に向かいます。

私の自宅は、奈良県の大和郡山市にあり、最寄り駅は「近鉄郡山駅」です。

上京の際は、いつも「大和西大寺駅」にて、特急に乗り換えます。

西大寺から京都までは特急で、約30分です。

今日も特急券(500円)を買おうとすると禁煙席が完売で、喫煙席だけでした。

仕方なく喫煙席のシートにしました。

この路線、特に、この時間帯の京都行きは、ほとんどが、通勤客や通学の学生です。

私は、愛煙家を追放しようなんて(笑)、全く思ってません。

今日も京都の私立の小学生や中学生に通学される学生さんが、仕方なく、煙でモンモンとする喫煙席に乗車している姿を見ていて、近鉄は、いかに、鈍い感覚の鉄道会社なのかと思います。

いつも満席になるこの時間帯の特急に乗り、しょっちゅう遭遇するこのシーンを見ていて、近鉄は、英断を下すべきで、愛煙家から、糾弾されるような事はないと思いますが…。

巡回する車掌は、どんな思いで、回っているのかとさえ、思います。

経営感覚が、本当に鈍すぎます。

さて、今日は(社)日本惣菜協会の本部にて座談会があり、そこに参加します。

惣菜産業新聞に掲載される予定と聞いています。

座談会のテーマは「平成世代への食伝承を大いに語る」です。

メンバーは、農林水産省の出身の大学教授や、大手夕食宅配事業者の経営者農林水産省方などです。

日本は、完璧に少子高齢化社会に突入しました。

そして人口減少と同時に益々、核家族化が進み、世帯数は、まもなく5000万世帯を突破します。

そして女性の社会進出に伴い、各家庭で、まともに食事を作らなくなって来ています。

いや、作る時間がありません。

また高齢者が急増すると、さらに買い物にも行けない「買い物難民」の問題も発生します。

本当に「食のあり方」が大きく変化しています。

私は“八百屋の立場”で、今日は、自分の考えを発言したいと思います。

日本の青果物流通、中でも、中央市場を経由しての野菜や果物の流通は、ピーク時に5兆円あったものが、3兆円となりました。

つまり6掛けとなりました。

弊社グループは、その“変化”に対応する努力をして来たつもりです。

もし、全くやっていなかったら、単純に売上高が40%ダウンした事になります。

市場の荷受会社の大半は、この数字通りになりました。

どんな座談会になるか、楽しみです。

黒田久一

明治神宮にて

2010.07.30

(社)日本惣菜協会の座談会が終わり、久々に明治神宮まで来ました。

途中、白熱した場面もありました。

座談会の内容は、近いうちに「惣菜産業新聞」に掲載されると思います。

さて、明治神宮には、確か、義兄が、脳動脈瘤かと言われて、東京に来た時、祈祷してもらうのに来ました。

たぶん27~8年ぶり?くらいかと。

隣は、原宿や表参道なのに、一歩参道に入ると、嘘のように静かで、喧騒から遮断されます。

東京は、意外と緑が多いですね。

さて、人間の人生なんて“ええ時”ばかりなんて、あり得ないですね。

“リズムの悪い時”も当然あります。

素晴らしい連続の時こそ、要注意です。

そして、ちょっとくらい“悪い事”があっても、悲嘆し過ぎない事だと私は、いつも前向きに考えるようにして来ました。

休憩したり、走ったり…。

今日は、近くまで来たので、明治神宮に足を伸ばしました。

健康の事。

家族の事。

両親の事。

商売の事。

将来の事。

などなど、書ききれないくらいに(笑)、いっぱいいっぱいに書きました。

神様、私は、欲張りでしょうが(笑)、どうぞ、宜しくお願いします。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。