
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.09.23
先日、長野の友人から、ある雑誌のコピーを頂きました。
「味の味」と言う雑誌のコピーらしいです。
記事を書かれているのは、犬養智子さんと言う評論家の方で、その記事のタイトルは、
「食べてハッピー・ホテルの朝食に楽園があった」
と言うものです。
その友人は、長野の小布施の栗菓子の最大手のメーカーの若旦那で(笑)、とにかく、かっこいい中年です。
より良い商品作りの出来る人は、やはり、どこかに“こだわりの心”があります。
私は、秘かに、その兄貴を憧れながら、尊敬しています。
私のように問屋商売で育ちますと「売ってナンボ」です。
でもわが社もそれなりに「ものづくり」部門の売上が増えて参りました。
気が付いたら、グループ全体の約半分が「ものづくり」部門の売上です。
だからこそ、より良い商品が作れるようになれる会社になりたい、最近、強くそう思います。
でも、まだまだです。
私なんて、薄っぺらな本当に浅い浅い“こだわり”しかありません。
いつかどこにも負けない商品作りの出来る会社になりたい。
カット野菜も惣菜キットも天ぷら材料もお弁当もお節もオードブルも…。
キラリと光る商品を。
さてそのホテル名は「ホテル・コムズ銀座です。
旧三井アーバンホテルです。
http://www.hotelcoms.jp/ginza/
今回の東京出張でさっそく泊まって参りました。
そして朝食バイキングを実際に頂きました。
記事にありましたように、本当にバラエティー豊かな、凄い「野菜レストラン」でした。
私は、楽天トラベルで予約しました。
ツイン朝食付きで12,000円で予約したので、かなり安いホテルだなぁと思いながら参りました。
ちなみに朝食だけを外部から食べに来ますと1,890円なので、いかにホテル代が安いかが分かります。
私見ですが、ホテルが、かなり老朽化し、競争力がなくなった為、その差別化の一環で、この素晴らしいレストランが誕生したのではないか…と勝手に推測しています。
私は、国内外、たいがい、いろんな所に行ってる方だと思いますが、これだけの野菜の品揃えのある朝食バイキングは、初めてです。
“野菜たっぷり”と銘打った朝食バイキングの多くはサラダが主体です。
つまり“生”の状態だけで出します。
これではたくさんの量が食べられません。
ここは、ソテー、煮込み、グリル、サラダ、スチーム(蒸し)、それと驚いたのは、自ら“ブランチング”つまり“湯がいて”食べさせるコーナーまでありました。
これなら、野菜が本当にたっぷり食べる事が出来ます。
そしてそれぞれの野菜の素材の良さを引き出す工夫がされてました。
そして感心したのは、シェフ自らが、各テーブルを回り“目配り”“気配り”が徹底されていました。
シェフが空いたお皿などを自らが、バッシング(下げ膳)まで、されていました。
よくあるのは、ちょっと、有名になると、ふんぞり返るシェフが多いようですが…。
個人的には、私は、大満足しました。
ここのホテルの部屋は、狭くて、ちょっと窮屈でしたが、値段と立地、そして、この野菜たっぷり朝食バイキングは、大変お値打ちでした。
東京で泊まる機会がありましたら、是非、一度泊まって見て下さい。
八百屋のわが社なら、今後も絶対にベンチマークする「朝食バイキング」でした。
情報をくれた長野のかっこいい兄貴に感謝です。
黒田久一
2010.09.21
本日、柿安の赤塚名誉会長の藍綬褒章の記念パーティーに招かれ、東京まで参りました。
場所は、帝国ホテルでした。
私は、東京の帝国ホテルに入ったのが、生まれて初めてでした。
さすがに気品がありますね。
今回、外食産業関係では、一番大きな団体である日本フードサービス協会(ジェフ)が、発起人で、このパーティーが催されました。
ですので、吉野家の社長やケンタッキーの社長、モスバーガーの社長、リンガーハットの社長…、もう凄すぎて、びっくりしました。
柿安さんは、時代時代に応じて、ご存知のように数々のご商売を成功されて来られました。
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/
ただただすごいパーティーでした。
また立食パーティーで、松阪牛のしゃぶしゃぶも出されていました。
黒田久一
2010.09.21
本日の受賞記念パーティーで、私は、(社)日本惣菜協会のF専務と歓談していたら、ひょこひょことした感じで、背の高い老人が、私たちのテーブルに来られました。
よくよく拝見すると、イトーヨーカ堂の創業者である伊藤雅俊さんでした。
本当にびっくりしました。
私は、実に27年ぶりでお目にかかります。
と言っても、あの頃は、イトーヨーカ堂グループの「合同入社式」で、高い高い壇上におられた伊藤雅俊社長(当時)を、一介の新入社員が、遠くから眺めただけです。
今日は、本当に間近で、お話する事ができ、私は、身震いするような思いになりました。
私は、伊藤名誉会長に「私は、昭和58年入社で、デニーズにお世話になっておりました。ありがとうございました。」と言うとニコッとした笑顔で「ご苦労様でした」とお声を掛けて頂きました。
その「ご苦労様でした」と言う響きと“言葉の意味”を噛みしめ、私にとりまして、この上なく、嬉しいものでした。
本当に雲の上の存在であった伊藤名誉会長に、今日、出会えた事は、幸せでした。
大変厚かましくもお名刺と記念撮影をさせて頂きました。
もうご高齢かと存じますが、まだまだ、かくしゃくとされておられ、大変お元気でした。
つい最近、伊藤名誉会長をはじめとする創業家が、セブン&アイホールディングスに対して、社員の研修施設を作るようにと70億円の巨額の寄付をされたとお聞きし、もう一度、びっくりしました。
今日は、私にとりまして一生涯、忘れる事ができない“記念すべき日”になりました。
感謝です。
黒田久一