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2010年

今日から、中国へ

2010.11.02

本日より、11/9(火)まで、7泊8日の日程で、中国に参ります。

最近、しょっちゅう“ゴンタ”(笑)をたれる中国です。

そしたら、中国だけでなく、ロシアまで、ゴンタをたれる…。

喧嘩(外交)に弱いね、日本は…。

さて、今回の訪中の目的は“視察”ではなく、弊社の仕入先(産地&加工工場)回りです。

8工場(産地)を回る予定です。

私は、仕入業務から、完全に下りて、かれこれ7~8年になります。

しかしながら、今回は、自ら現地に赴き、いろんな事を肌で感じたいと思い、久々に“仕事ベースで”中国に行く事にしました。

現在、中国関連のは仕入業務は、担当部長がいますが、その部長と共に専務も含め、三名で参ります。

日本の食品産業は、中国との関係は、切っても切れない関係ですが、今後の中国との関係も、いろんな角度から、検討しなければならない状況にあります。

今回が、年内最後の海外渡航となります(たぶん)…(笑)。

今年は、

2月に弊社会長(父)と共にドイツへ。

4月には、イオングループの万里の長城の植樹祭に参加。

6月は、台湾の展示会に参加し、知人に会いに。

9月は、八百屋塾の古田先生とニューヨークへ。

10月は、お取引先様の欧州(ロンドン&パリ)視察団に参加。

そして、今回が最後(6回目)です。

総滞在日数を数えたら、44日間になります。

1ヶ月半…。

バックパッカーをやってた学生時代は、別にして、社会人になってからは、一番多く(長く)、海外に出た年になります。

大病から丸5年、新工場完成から丸3年、グループ内の再編&統合してから1年半が経ち、今一度、将来展望をすべき時期と感じています。

昨日の欧州報告会でも、社員に結城先生の言葉を紹介しました。

「鳥の目」
上空から“全体”を眺めるように。
つまり、俯瞰(ふかん)する。

一方、目の前の事、“現場”“現実”を
「虫の目」のように詳しく見る。

そして「魚の目」。

つまり、世の中の“流れ”を肌で感じる。

最後に、
「心の目」

謙虚で、真っ直ぐな気持ちで、物事を見る目が必要だと。

この4つの目で、中国を見て参ります。

黒田久一

中国出張(1) 業務用野菜と青果用野菜

2010.11.02

今、南京空港から安徽(あんき)省の省都である合肥(ごうひ)に向かっています。

安徽省は、昔は、中国の中でも、貧しい省のランキングに常に入っていましが、今では、様変わりしました。

人口も7,000万人弱もいるそうです。

ここには、サツマイモの主力産地があります。

私は、今から、9年前(2001)の秋に、初めて、安徽省にサツマイモ産地に商談で1人で参りました。

当時の安徽省は、本当に何もなかった。

田舎のホテルは、部屋の鍵は掛からない…、風呂はお湯が出ない…、荷車で練炭を山積みにした人がいる…、そして、市民市場では、生きた鶏を目の前で、絞めて(首を落として、放血…)いました。

今回の視察で、弊社の青果事業のトップであります専務も同行しています。

彼は、弊社グループの創業事業であります青果仲卸事業と青果直販事業を統轄してくれています。

今回、是非とも、専務にも体感してもらいたかったのは、市場流通している“青果用野菜”とは違う“業務用野菜”を体感してもらいたかったからです。

“業務用野菜”は、深く、日本国内の外食産業や中食産業に入り込んでいます。

もう、なくてはならない存在です。

生鮮(フレッシュ)だけでなく、冷凍野菜(凍菜:トウサイと言います)、水煮野菜(蓮根や筍など)、塩蔵野菜(塩漬けした、主に漬物原料)、FD野菜(フリーズドライ)、熱風乾燥野菜などなど、用途に応じて、あらゆる加工した状態で日本に入っています。

サツマイモのように生鮮の輸入が認められていない農産物は、凍菜化(主にブランチング加工)した後、加工品として、認められる場合があります。

さて、下記は価格差一覧の日経新聞の記事からです。

9月度の東京都卸売市場に入荷した国産野菜と輸入野菜の単価一覧です。

・人参 180(北海道産)/73(中国産)2.47倍

・玉葱 115(北海道)/79(中国産)
1.46倍

・里芋(千葉産)264/122(中国産)
2.16倍

・ゴボウ225(青森産)/133(中国産)
1.69倍

・白ネギ447(青森産)/156(中国産) 2.87倍

・ニンニク1,282(青森産)/306(中国産)
4.19倍

・ブロッコリー441(北海道産)/301(アメリカ産)
1.47倍

ブロッコリー以外は、全て“中国産”でした。

弊社グループの加工事業の視点からすると、もっと極端な価格差のある商品もたくさんあります。

また“加工歩留まり”などの点から、中国産が、優れている場合が、多いのも事実です。

しかしながら、安全性の問題がなくはない、そして、イメージの問題もあります。

真正面から、いろいろと見なければなりません。

安全性については、ポジティブリスト制の施行後は、かなり厳格な管理を中国側(CIQ)も日本側(厚労省)も双方で、チェックをしています。

さて、上の写真は、揚子江です。

新幹線用の橋も工事中でした。

下は、高速道路のサービスエリアです。

ずいぶんと綺麗になって参りました。

まもなくサツマイモ産地に到着します。

黒田久一

嬉しかった事、4 つ。

2010.11.01

今日、嬉しかった事が、4つありました。

①私のブログを読んで頂いて

先日、ニューヨーク視察に、ご一緒した青年から、次のメールを頂きました。

『人の潜在意識は、自分が意識した方向に向かうという当たり前の事に最近、気がつきました』

『不況に意識をフォーカスすると、不況が寄って来るし、繁盛に意識をフォーカスすると、繁盛が寄って来る』

私のブログを読んで、そう感じてもらったそうです。有難い事です。

②欧州報告会

今日は、先日の私の欧州報告を写真を写しながらやりました。

お昼の昼食時間(1時間)を利用して、12時からの報告会でした。

基本“自由参加”でしたが、弁当付きだったので?(笑)、60人近くの社員が、時間をやりくりして、参加してくれました。

そして、誰一人も居眠りせず、私の報告を聞き入ってくれました。

あと2つは、プライベートな事で恐縮ですが、

③母の回復

母は、一昨年の12月の不慮の事故で、脳挫傷となり、事故直後に「脳死に近い」と判定されました。

その後、劇的な回復を見せ、今は、平行棒で介助して頂きながらではありますが、少し歩けるようにまでなりました。

お医者さんやリハビリの先生方、看護師さんら懸命な医療スタッフの方々のおかげです。

感謝しています。

そして、昨日は、裁縫道具で、ボタン付けの練習まで出来るようになりました。

私は、このボタンを手に取り、本当に感激しています。

そして、4つ目の嬉しかった事は、恥ずかしながら…

④私の免許が返って来ました。

7月の暑い暑い真夏日に(笑)、阪神高速道路で、オービスによるスピード違反で、45日間、運転出来ませんでした。

経営者として、恥ずかしい事です。

今日から「初心、忘れず」の気持ちで、再度、ハンドルを握ります。

明日から、中国に出張に参ります。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。