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2010年

中国出張(51) テスコ(イギリス最大手小売業)

2010.11.08

山東省の維坊(イーボ:維に左にさんずいが要りますが、携帯なので文字が出ず)に来ています。

この街のナンバープレートを見たら、Gになっているので、山東省では、7番目くらいに位置する都市かと思います。

宿泊したホテルに程近いところにテスコがありましたので、朝一番で、入ってみました。

私は、中国では、ウォルマート、カルフール、メトロなど欧米の大手小売業をたびたび視察した事がありますが、中国でのテスコは、このお店が初めてです。

このお店のフォーマット(業態)は、ハイパーマートでした。

お店に入った瞬間、このお店は“気”がないな、と思いました。

レジは41台ありました。

生鮮コーナーを見ても、明らかにボリュームと鮮度が劣っていて、多分、苦戦しているのだと思います。

唯一、精肉コーナーの特売品だけ、人が集まっていました。

テスコは、世界で3番目の超大手小売業です。

本国のイギリスにおきましては、ダントツの第1位企業(マーケットシェアが30%を越える)です。

先月、イギリス本国のテスコに行って来たばかりなので、余計にその落差を感じざるを得ません。

イギリス本国では、私は、テスコの各フォーマット(コンビニからハイパーマーケットまで)を見る機会に恵まれ、テスコの実力を見て参りました。

テスコの強みは、やはり、ハイパーマーケットより、「食品スーパーマーケット」(いわゆるSM)なのかなと思います。

中国人の消費行動は、どちからと言えば、SMよりは、ハイパーマーケットが好まれるのではと、感じながら、このお店を後にしました。

中国での外資の大成功企業は、何と言っても、カルフールでしょう。

黒田久一

中国出張(53) 世界に羽ばたく山東省の生姜屋さん

2010.11.08

山東省の安丘市にある生姜屋さんに行って参りました。

年間2万トンも扱っているそうです。

その内40%は、日本向けです。

メインは、ヨーロッパや北米に輸出しています。

生鮮出荷が60%で、冷凍出荷が40%です。

ヨーロッパやアメリカの食品スーパーで、最近、中国産の生姜をちょくちょく見掛けました。

こちらの農場の巨大なムロ(地下の貯蔵設備)を見せてもらいました。

レンガ積みの地下貯蔵庫には1600トンも生姜を貯蔵できる設備がありました。

私は、これだけの生姜のムロを見たのは、初めてでした。

中国の生姜の品種には、

大姜(ダイジャン)

面姜(メンジャン)

があるようで、以前は大姜が主力だったようですが、反収の高い面姜(メンジャン)に変わって来ているようです。

こちらは大玉傾向の生姜です。

さて、こちらの生姜屋さんで驚いた事は、会社案内にテスコが書いてありました。

イギリスのテスコにも生姜を出荷しているようです。

その事に触れると、
「イギリスの大手小売業は、テスコ、アズダ、セインズベリーがある」と教えてくれました。

私は、たまたま、先日、イギリスに行ったばかりだったので、その事は知っていましたが、中国の農業経営者は、世界的な視点で、農業をやっているのだと、改めて感じました。
会議室には、世界地図がありました。

日本の農業経営者で、グローバル視点に立った方は、まだまだ少ないです。

こちらは、まさしく“グローバル・ジンジャー・ファーマー”だと思います。

黒田久一

中国出張(37) 市場にて

2010.11.07

こちらもかなり田舎の「市民市場」です。

生きた鳥(鶏)が、カゴに入っていて、そして淡々と絞めて、淡々と毛をむしっています。

これも食文化の違いですね。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。