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感謝!そしてこれからも宜しく!

2008.05.27

東さん、有難う!
本当に有難う!

先日「一つの区切り」として満60歳の定年を迎えられましたね。

そしてこれからも引き続きマネジャーとして、健康に気を付けながら、今までと変わらず頑張って欲しい。
入社以来28年間(昭和55年8月入社)、本当に本当に有難う!

私が入社した時(昭和60年)、一番最初の私の“先生”は、東さんでした。デッチ(荷車)の積み方やトラックの荷造りに始まって、私が初めてセリ台に立つ時、ドキドキしながら頭が真っ白になりながら、震えながら“手”を入れた時も優しく「心配せんでええから、思いきって買え!そして最初から安く競り落とそうなんて考えるな!」と声をかけてくれました。

自分が競り落とした商品が果たして損をせずに売り切る事ができるんだろうかと心配しながら“買い物”をした事を昨日の事のように思い出します。

そして私は、事情があって平成元年に惣菜部門に異動する事になりました。
私は、岡山の惣菜大手企業に半年間の修行を終えて、平成5年の秋に直営1号店をオープンする直前に、どうしても人材が必要となり、母体事業である仲卸部門に人材の派遣を要請をしました。

その時、本当は弁当屋に異動なんて、絶対に嫌だったろうに、全く嫌な顔もせずに、私と一緒にやって来てくれましたね。

東さんは、本来は青果のエキスパートなのに、全く畑違いの分野に…。本当に有難かったし、申し訳なかった。
この15年間、大変だったけどあっと言う間でした。
いろんな山がありましたが、何とかかんとか、乗り越えて来れました。本当に有難う。

写真は、昨年の6月4日に撮影したものです。携帯電話のメモリーの中に大切に保存してました。

従業員駐車場に、創業の頃の事務所を移転し、長らく“記念として”倉庫と自転車置き場として使っていました。

創業当時は、建築現場のプレハブを建て、事務所兼更衣室として使っていました。そんな安っぽい事務所でしたが、当時としては、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちの(笑)、投資でした。

昨年の今頃、駐車場全体の舗装工事に伴い、その事務所を“泣く泣く”撤去する事になり、その撤去工事の前日に二人で寂しさを感じながら撮った記念写真でした。

今期を初年度とする「中期五ヵ年計画」が4月からスタートしました。

まだまだまだまだこれからも新しい目標に向かって、いろんな山があるでしょうが、お互い健康に気を付けながら、頑張りたい。
これからも宜しく!

感謝。

黒田久一

第44期決算報告

2008.05.26

今日からお取引きを頂いております銀行さんに出向きまして、決算のご報告に行きます。毎年ちょうどこの時期(5月の最終週)に行っています。
今週一週間かけて参ります。
さて決算報告は、弊社の“伝統”です。
別に一度も来いとは言われた事はありませんが(笑)…。
いつから始めたのかは定かではありませんが、少なくとも私が入社した昭和60年にはしていました。

決算報告は、長い年月、商売していますと、当然行きたくない年もあります(笑)。

しかしもう引っ込みがつかない状況ですので(笑)、これからも“継続”して行くと思います。

前期は、前々期に引き続き、FRUXグループにとりまして、大きな転換の年でした。
一昨年の12月に新社屋が完成し、昨年の1月17日には、創業の地であります大阪での事業を整理し、全ての事業を奈良に集約しました。

前期は、グループ全体としては課題の多い年でありました。
“基盤整備の年”ではありましたが、「経営とは結果が全て」です。

そんな中で創業事業であります青果仲卸事業が創業以来の過去最高益を出してくれました。

“金融機関回り”は、20代と30代は、親父と一緒に回り、横でいろいろと対応の仕方を学びました。40代に入ってからは、財務担当専務である家内と回って、“一生懸命に”“熱く”事業方針を語りました(笑)。

そして今年からは、昨年12月に入社したO常務と二人で回ります。
創業以来、初めて親族以外の役員と銀行を回る事になります。

彼は、元々は大手都市銀行の出身であり、その後大手コンサルティング会社を経て、ある上場企業の経理部長も経験しています。また前職は、惣菜会社の社長もやっていたので、心強いです。

そして何より“客観的”であり“冷静”です。

弊社のような中小企業は、当たり前ではありますが、どうしてもトップ(オヤジ)の“思い”が強すぎるあまり、客観性を失いがちです。

今期は、単年度(第45期)の経営計画書だけでなく、初めて「中期5ヶ年計画」のダイジェスト版も持参します。まあ“イメージ”くらいのまだまだ稚拙なシロモノですが…。

さあ~、これから出発します。

いやいや、言い訳しに…(笑)。

黒田久一

出張先で読んだ本

2008.05.25

今回の1週間の出張の間では中々、多読は出来ませんでしたが、下記の二冊を読みました。
①「直言 よみがえれ日本の外食」
②「イオンが仕掛ける流通大再編」
です。
①は、神山泉氏の著作。長らく「月刊食堂」の名物編集長をされていた方。
今、外食産業は元気がありません。弊社のフードサービス事業のうち、直営飲食店(4店)も残念ながら元気がありません。一方“中食”の領域であるケータリング事業は、まだまだ可能性を感じるビジネスです。お節は、今年の年末の販売目標は1億円です。初の大台を狙います。初年度の10年前は100万円の販売から始めた小さな事業でした。弊社の外食部門は、今季に入り、攻めに転じようと思いきった人事異動(本社の女性二人を投入)も実施し、一部の店では改装リニューアルをします。不振の最大の原因は、外部環境ではなく、私自身にあります。外食事業への“情熱”が失せていました。猛省しています。今回の一連の大型投資で頭が一杯でした。必ず復活し、たとえ小さな事業であっても地域になくてはならない店にしたいと思います。

②は、メリルリンチ証券調査部にも在籍経験もある鈴木孝之氏の著作。
イオンの戦略を読んで、正直、想像以上でありました。“グローバル10”(=世界10傑に入る)と言う大目標は、もう前倒しで達成されています。
日本の大手小売業は、実質的に2強となりました。

イオンVSセブン&アイ

この本を読む限り、戦略的にはイオンに軍配ありと書かれています。
私は“イトーヨーカドーグループ”の出身であり、短い在職期間でありましたが、卒業生としての誇りもあります。また感謝の気持ちもあります。現場での仕事で多くの“学び”が、今でもいろんな決断をする上で役立っています。
その“イトーヨーカドーグループ”は、いつの間にか“セブン&アイホールディング”という名称に変わり、グループ名から“イトーヨーカドー”と言う名前が消え去りました。個人的には非常に残念でした。
やはりセブンイレブンの大成功が影響していると思われます。
しかしながら一事業の成功が突出しますとバランスを欠きます。
その点、イオンは非常にバランスが取れています。
弊社のような中小企業は、巨大企業の戦略なんかに気を取られずに、“目の前の事”“足元の事”をやっておればいいんだという考えもあるかと思いますが、物事は先ず、大きく見て、そして小さく取り組む事が大切ではないでしょうか?
今後も注視したいと思います。
今回の出張では、二冊しか読めませんでしたが、ポータブルDVDプレーヤーを持って行ってたので、撮り溜めしていた番組をたくさん観る事が出来ました。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。