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2019年

【一区切り】

2019.03.29

一昨日、3月27日(水)に恒例の入社式と経営計画発表会を執り行いました。

今年は、6名の新入社員を迎える事が出来ました。

男子3名、女子3名で、全員が大卒新卒者です。

来期のグループスローガンは

ONE FRUX(ワン・フルックス)
前へ、もっと、前へ。

としました。

グループ共通の経営課題は、
①適正利潤を伴う成長を目指そう
②生産性の向上を目指そう
③働き方改革を目指そう
です。

昨年の秋に、株式会社奈良三晃と株式会社三晃の経営統合を決断し、
その手続き等で、バタバタ致しました。
社名を株式会社フルックスに変更致しました。

無事に2019年2月1日付けで完了致しました。

また、旧株式会社フルックスは、より持株会社としての意思を表すために、
株式会社フルックスホールディングスに社名変更しました。

そして、今期は、1月から3月まで、5班に分かれて、社員旅行も実施致しました。

沖縄(シュノーケリング)
長崎(市内観光と軍艦島)
鹿児島(指宿温泉と知覧特攻記念館)
城崎温泉(ゆったりと)
富士山(パラグライダー)

のユニークな社員旅行を企画し、ほぼ全社員が参加し、とても、和気あいあいと
旅が出来ました。

2月には、第71回 惣菜のわかる八百屋塾を大盛況のうちに開催することも出来ました。

3月には、経営計画を策定する為の経営合宿も実施致しました。

また、3月13日には、はないちばんを、新しく、花一番として、全面リニューアルをし
、定食&喫茶業態のカフェとしました。

はないちばんは、開業して、26年目になります。

また、昨日3月28日は、新しいシステム更新の為のキックオフ大会も実施しました。

この半年間、めまぐるしい半年間でしたが、まもなく平成の終わるこの時に、
新たな体制で、

ONE FRUX
前へ、もっと、前へ。

前進して参ります。

引き続き、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

黒田久一

ヒライさん50周年記念式典

2019.02.14

久しぶりにブログを更新致します。

昨日、2月13日に、熊本日航ホテルで、ヒライさんの50周年記念式典が
盛大に行われました。
ヒライさんと言えば、熊本を中心に弁当惣菜業をされている会社です。
ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう。

昨日は、全国各地から総勢300人以上の方々が集まりました。

基調講演は、元横浜市長の中田宏氏でした。
「そこまで言って委員会」にもよく出ている方です。
そして、主賓の挨拶は、蒲島熊本県知事でした。
そして、友人代表として、盛和塾の塾生の方と黒田久一の2人がスピーチしました。

九州の経済人が集結する中、とても緊張した中でのスピーチでしたが、
平井社長から、ご指名を受け、断る訳にも行きませんでした。

会の冒頭にヒライさんの50年の歴史が映像が流されました。
亡くなられた龍三郎会長も、何度も映像に出てきて、とても、胸が熱くなりました。

今、ヒライグループは、年商265億円。
超優良企業です。

ヒライさんと、僕が知り合うきっかけは、平成3年、つまり、今から28年前に
「食品商業」と言う雑誌にヒライさんの特集記事です。
それを本屋で発見して、とてもおもしろそうな弁当屋さんだと、
居ても立っても居らず、早速、あべのから夜行バスに乗って、
熊本交通センターへ行き、レンタカーを借りて一軒ずつお店を見て回りました。
あまりの繁盛店ぶりに度肝を抜かされ、奈良に戻ってから、勇気を振り絞って、
手紙を書きました。

平成3年と言えば、三晃(現フルックス)は、市場の天ぷら屋しかやっていなかったので、
年商は、2億円くらいだったと記憶します(天ぷら+カット野菜)。

天ぷら材料ビジネスも、まだまだ、商売にならず、僕は、市場の天ぷら屋で、
毎日、悶々としていた頃でした。
僕が31歳の時です。
正社員も5人もいなかった。

ヒライさんに書いた手紙は、当時、専務だった龍三郎会長の目に留まり、
三晃に電話がかかってきました。
「君、もう一度、熊本に来んね。いろいろと教えてあげる」と。

どこの馬の骨ともわからない、奈良の青年に対して、本当に有難い事でした。

すぐに再訪問し、朝礼に出され、緊張感みなぎる朝礼に感動を覚えました。

その後、何度となく、龍三郎会長に声がけをしてもらい、結局、翌年の平成4年に、
ヒライさんのご親戚の岡山津山市のつるやさんにて、半年間の修行に行く事になりました。
32歳の修行でした。
長男が3歳、次男が1歳でした。
家内と2人の子供を伴い、津山の安アパートを借りて、夫婦で、工場に入り、
教えてもらいました。

昨日は、スピーチをしている最中、一連の事を、思い出してしまい、
少し声が詰まってしまいました。

そうすると、後ろの方で、立って聞いておられたヒライの社員さんの中に、
泣く社員の方がいらっしゃいました。

そして懇親会が始まり、ヒライの社員さんたちが、僕の席に来られ、
記念撮影をいっぱい撮って頂きました。

思い出せば、本屋で、あの記事を見ていなったら・・・。

そして、記事を見ても、そのまま、熊本に行かなかったら・・・。

そして、勇気を振り絞って、あの時、下手くそな手紙を書かなかったら・・・。

それくらい、平成3年の頃は、どうやって、市場の天ぷら屋から抜け出し、
新たなステージに移行したらいいのか、毎日毎日、考えていました。

「出会い」とは、本当に不思議なご縁です。

昨日、平井浩一郎社長が、ご挨拶の中で、「現時点では、とても順調ですが、
必ず、世の中が変わると、今の商売はすたれます。だからこそ、
次の商売に果敢に挑戦し続けないと未来はない」と、全く同感でした。

昨日の素晴らしい記念式典に参加させて頂きながら、28年前に書いた一通の手紙が
僕の人生に大きな影響を与えた事を思い出していました。

あの時、恥ずかしがらず、躊躇せず、純粋にストレートに自分の気持ちを伝えて
良かったと思います。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。