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2019年

万代様ミラノ研修 2

2019.06.11

【イータリー】

グローサラントの火付け役となったのは、やはり、イータリーです。
本店は、イタリアのトリノですが、ミラノ店も旗艦店です。

【IPER】
イーペルと呼びます。

イタリア語でHYPER、つまり、ハイパーの事です。
ハイパーマートの世界企業は、フランスのカルフールやオーシャンを代表する大型店です。
イタリアでは、イーペルが、代表企業です。
昨日訪問したのは、イタリア最大のお店で、元々は、アルファロメオの工場跡地に建てられています。

そこは、隈研吾氏ばりの、木を多用したモールでした。
圧巻でした。

結城義晴先生曰く、
木を多用するのは、世界的トレンドだと。

理由は、やはり、長時間滞在させるには、やはり、癒し空間が必要。
そこには木が合うと。

イタリアの中で、この木を多用したモールは、今や、1番の人気店らしいです。

【ペックPECK】

ロック・フィールド会長の岩田弘三氏。
創業者です。
今年、79歳になられます。
岩=ロック
田=フィールド
つまり、ご自身の苗字を英単語に置き換え、社名にされました。

以前に連載されていた、日経MJの岩田会長の連載記事のなかに、
「デリカッセンと出会う」と題して、
ミラノの“ペック” と ミュンヘンの“ダルマイヤー”のことが
書かれていました。

1883年創業だから、100年以上の歴史ある惣菜店です。
ミラノのペック
ミュンヘンのダルマイヤー
パリのフォション

岩田弘三氏は、まさしく、全人生をかけて、渡欧し、8ミリ映像機を担いで、
ヨーロッパ中を回りました。

それまでは、三ノ宮で、レストランビジネスをされていました。
その繁盛店レストランをたたみ、当時の日本では、まだまだ知られていなかった
デリカテッセンと言う分野に商売替えされた決断は、本当に凄いです。

今や、ロック・フィールド様は、年商500億円を超える上場企業をつくり上げられました。
私は、岩田会長の会長室に通して頂いた事もあります。
また、わが社にも来て頂きました。
是非、惣菜のわかる八百屋塾に是非来てもらいたいと思います。

まさしく、全人生を賭けて、ブランディングも意図しながら、惣菜業を成長させた方です。

延泊し、ミュンヘンに滞在しますので、ダルマイヤーにも行きたいと思います。

黒田 久一

万代様ミラノ研修に参加しています

2019.06.08

6月7日より、万代様のミラノ研修に参加しています。
今回は、ミラノ研修後、ドイツや東欧へ足を延ばす予定です。

いよいよ視察がスタートしました。

【ミラノのフランス系食品スーパー】

フランス系のスーパーがイタリアに進出しています。
カルフール
オーシャン
です。
両社ともグローバルリテイラーです。
世界中に展開しています。

フリッターやカツレツの揚げ物のアウトパックです。
消費期限も1週間もあります。

カットサラダも5日間あります。
ロングライフ化が、世界中、広がりつつあります

真っ赤なトマトです。

ちなみに、イタリア語で、トマトは、ポモドーロです。
スペイン語は、トマテです。

【躍進し続けるハードディスカウンター ALDIとLIDL】

ドイツ系のボックスストアである、アルディとリドル。
この2社は、急成長し、ヨーロッパ中だけにとどまらず、アメリカにおいても、
既存の在来型の食品スーパーの脅威になって来ています。

ボックス、つまり、箱単位で、出来るだけ、補充作業にコストをかけないようにする為に、
各メーカーに依頼をかけ、箱ごとに出せるようなフォーマット(業態)を作り上げたのは、
やはり、極めて、合理的な思考ができるドイツが発祥の地であるのが、興味深いです。
ローコスト経営を徹底する事で、1円でも安く売る仕組みです。

戦略的に、クロワッサンとバケットを徹底して安く売る
0.39ユーロ、つまり、50円もしない。
パンを徹底的に安く売り、来店動機を促す戦略です。

レジは、ベルトコンベアにお客さんが乗せる。
店員さんは、座りながら、足のペダルで、ベルトコンベアをコントロール
一切動かない。合理的です。

リドルやアルディも、生鮮三品に力を入れだし、ロングライフのレディミールにも力を入れはじめました。
だから、在来型のオーソドックスタイプのスーパーマーケットがやられはじめています。
とにかく安い。

アメリカのトレダージョーズのように
ワインも安いワイングラス。
約200円です

黒田 久一

日に新た

2019.04.01

本日、2019年4月1日より、第56期を迎えます。

新しい元号も「令和」と発表されました。
万葉集から引用されたとの事。
個人的には、いい響きと感じました。
まぁ、「平成」の時も、慣れるまで、ぎこちなかったですが、すぐに慣れるでしょう。
いよいよ「平成」も、あと一か月で終わります。

さて、昨日、石川県の惣菜業大手企業の女性の常務様から、達筆の書を頂きました。

1FRUX
前へ、もっと、前へ

力の入った素晴らしい書です。
先日、こちらの社長様の褒賞をお祝いするパーティーにお招き頂き、和倉温泉まで
行って参りました。

その祝典の際に、映像で、書道家でもある常務様の筆さばきに惚れ惚れしながら、
拝見しておりました。
帰り際に、ダメ元で、ラブレター?(笑)をしたため、弊社グループのスローガンを
書いてメモ書きでお渡ししました。
(こんな事、ブログで書くとお叱りを受けそうですが、かなりベッピンさんです)

記念パーティーで、大変バタバタされている中、大変厚かましいお願いにも関わらず、
それも立派な書として、お送り頂き、本当に感激しました。
この書に相応しい第56期の1年として、全社員が心を一つにし、懸命に頑張って
行きたいと思います。
本当にありがとうございました。

それと今朝の日経朝刊の一面に
「一歩踏み出すあなたに」のタイトルで、
ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正さんが、

・自分が経営者になったつもりで仕事をしてみてはどうだろう
・創業の頃、当時、既に巨大企業であったアメリカのGAPの創業者に会いに行った
・若い人たちは、国内だけでなく世界の中の自分という視点を持つべきだ
・好奇心も持つこと
・どんな仕事でもプロになることが大切
などなど書かれています。

ユニクロは、
「グローバルワン・全員経営」
を唱えています。

毎日毎日
「日に新た」
Start Anew Every Day

の気持ちで、頑張って行きます。

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。