
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2009.08.08
今日は、恒例の月一回の朝市でした。
毎月は、第三土曜日ですが、お盆前でもあり、変則的に前倒しさせてもらいました。
今日もたくさんのお客さんがお越し頂きました。
大変、有難い事です。
お客さんが、今、何を求められているのかが、肌で感じる事が出来ます。
午後からは、奈良県下の直売所を数ヶ所回りました。
どこも賑わっていました。
小さな商いですが、引き続き、来月も9/19(土)に開催します。
黒田久一
2009.08.01
写真は、奈良県中央卸売市場を出たところの蓮根畑です。
元々は奈良県中央卸売市場の敷地の大半が、蓮根畑だったと聞きました。
今朝、出勤する時に車窓から、美しい白い花が目に止まり、思わず、車を止めて、携帯で写真を取りました。
ああ、もうすぐ、お盆だなぁと感じるのと、毎年、この蓮根畑の白い花を見ると、10年ほど前に視察した中国・江蘇省の蓮根の産地の事を思い出します。
あまりにも広大な大産地であり、加工設備などの一貫した流れに度肝を抜かれました。
その時に感じた事は、中国が農産物においても、大変、優位なポジションを確保していると感じた事でした。
その後、中国からの輸入食品に対する日本の消費者の目は、厳しくなり、また日本国内は、地産地消や自給率の向上などの機運も高まりつつありますが、私の個人的な見解では、今後、棲み分けはしながらも、日本全体の農産物は、東アジア全体を視野に入れながら、やって行くべきかと思います。
国内だけで賄えるのが、一番、理想ですが、実際には難しいでしょう。
蓮根畑を見ると、10年ほど前に、中国に視察にしょっちゅう行き、何か学び、何かを感じたいと必死で走り回った頃を思い出します。
黒田
2009.07.25
今日は、午後から「惣菜サミット」の会合があり、社員2名と合流し、参加させて頂きました。
「惣菜サミット」は、全国のそうそうたる食品スーパーの惣菜部門が参集し、研鑽する為の勉強会であり、弊社は、賛助会員として参加させて頂いています。
さて、昨日は、農林水産省の会合が午前中で終わり、昼から、いろいろと都内各地をMRしました。
①世田谷の「LONOWA(ろのわ)駒澤」http://www.lonowa.com/
大阪の道修町の「ベジキッチンやまつじ」さんのようなお店です。
http://www.vegekitchen.jp/
「八百屋+カフェ+デリ」のお店です。
②オオゼキ上町店http://www.ozeki-net.co.jp/
ご存知のように有力食品スーパーです。
驚異的な経常利益率を誇るSMです。
関西の万代さんのような感じがします。
③「ゆっくりとカフェ」
http://www.farmersmarket-ja.com/
JA東京中央(世田谷)の直売所併設のカフェ。
垢抜けした「直売所+カフェ」です。
④二子玉川の高島屋
写真は、ロック・フィールドさんです。
http://www.rockfield.co.jp/
先日の新聞記事にもありましたが、ロック・フィールドさんが“日持ちする惣菜”への挑戦です。
当日並んでいた商品を実際に手に取ると製造年月日は、7/24でしたが、7/27まで日持ちする惣菜でした。
記事によると朝食を食べない(食べる時間がない?親が食べさせない?)子供向きの惣菜だと書いてありました。
つまり当日の食事ではなく「翌日の食事」。
私の個人的な意見ですが、ロック・フィールドさんは、日持ちのしない、そして鮮度感溢れる惣菜に挑戦し続けてきたからこそロック・フィールドではないかと思うのですが…。
デパ地下の勝ち組企業と言われるロック・フィールドでさえ、初めて経験する売上高の減少。
この商品は、ダウントレンドの時代に対応する為の新たな挑戦かと思いました。
⑤「ニューズ・シェフ」
カメラのオリンパスの新規事業らしいです。
家庭用惣菜キット事業です。
カメラ屋さんが惣菜?と言う気がします。
http://www.news-chef.com/
この「ニューズ・シェフ」は、2年前のFABEX(惣菜関係の展示会)では、センセーショナルなデビューでした。
何十台もの電子レンジを壁面いっぱいにしたディスプレイ。
一体どこの企業がやってるのだろうかと、大変気になりました。
いよいよ日本も、アメリカのようにミール・アッセンブリー・ビジネスの到来か?と感じました。
しかし世界的な金融危機もあり、アメリカのミール・アッセンブリー・ビジネスの現在の状況を知りたいと思います。
ドリーム・ディナーズやスーパー・サパーズは、今、どうなっているのか?
http://www.dreamdinners.com/main.php?static=index
http://www.supersuppers.com/menu/locate_store.php?popup=true
近いうちにプライベートで訪米し、実際に“自分の目で”確かめたいと思います。
今年のFABEXでは、惣菜キットそのものの展示が少なかったように思います。
そして「ニューズ・シェフ」は、展示もありませんでした。
今日は「ニューズ・シェフ」のレストラン部門の大崎店と物販部門である新宿小田急百貨店の中にあるお店を視察しました。
レストラン部門は、ビジネスホテルの二階にありましたが、夕方の6時半で、ノーゲストでした。
そして次に小田急百貨店の地下二階にありますお店に伺いました。
まさしく「惣菜キット」が置いてありました。
しかしながら売れてるのかなと感じました。
美味しそうに出来立てのお惣菜が、ふんだんに販売されているデパ地下では難しいかもしれません。
やはりコンシューマーズの惣菜キットは、日本では、まだまだ難しいですね。
この2日間、農水省の会合やら業界の会合やら、そしてMRを通じて、
「新たな芽」
を感じます。
人口減少時代に突入し、さらに不景気の波が押し寄せ、今、大転換の時代です。
農と結び付きながらの新たなビジネスモデル
内食と中食と外食の垣根を越えた新しいビジネス
様々な挑戦を感じます。
黒田久一