
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2009.10.06
本日、食品安全ネットワークの勉強会で赤福さんの本社をお邪魔しました。
http://www.fu-san.jp/
http://www.akafuku.co.jp/index.html
工場見学もさせて頂きました。
「赤心慶福」(せきしんけいふく)
これは、赤福さんの社是です。
赤福さんは、今年で創業302年目の企業で、ちょうど300年目の時、あの事件が起こりました。
現在11代目の当主が、社長をされています。
社是の内容としては「赤子のような、いつわりのない、まごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ」と意味らしいです。
これは、伊勢神宮参拝の心の有り様を表した言葉です。
お伊勢さんの参道を歩く時の清らかな気持ちをまごころを尽くし、その人の幸せを自分の事のように喜びたい。
そんな願いが込められています。
さて赤福さんの商品は、ご存知のようにあの「赤福」と言う商品が大半ですが、主力商品のSKUとして3種類のみで、材料も、小豆、もち米、砂糖の3種類のみです。
ある意味、凄い商売やなと思います。
本当に羨ましいくらいシンプルです。
しかし、それだけ何百年も続き凄さ、そして奥行きの深い商いだと思います。
赤福さんでは、あの事件以降「食品衛生7S委員会」を立ち上げられました。
全社的にこの運動を推進して来られた一連の貴重なお話を聞かせて頂きました。
7Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5S+洗浄と殺菌が加わったものです。
私は、あの事件の本質は、一言で言えば、世の中の判断基準、つまり「物差しが、時代と共に常に変わる」と言う事かと個人的には思います。
つまり、昔は、許された物差し(基準)であっても、時代と共に“変化”する。
そこを理解しなければならないと思います。
私は、工場見学後の質疑応答の時間、思い切って、濱田社長様に、あの事件の時の心情は、どうだったのかをお聞きしました。
下記のお話をされていました。
・菓子業界は、昔から、製造技術などは、秘匿する傾向にあった。つまり「閉鎖的な社会」。
・JAS法等、目まぐるしく変わる「法令」を熟知していなかった。
・「従業員の声」を末端まで、聞く姿勢が大切だとわかった。
・「情報の共有」の大切さも感じた。
・そして「説明責任」の大切さも痛感した。
などと話されていました。
私は、今回の事件をきっかけに、赤福さんは、さらなる100年先に向かわれる素晴らしい会社になられるのだと思います。
研修会終了後、懇親会もあり、大変、有意義な一日でした。
今から名古屋に向かいます。
黒田久一
2009.10.05
今日は、NTT西日本大阪病院の定期検査でした。
腫瘍マーカーも異常なく、おかげさまで正常値範囲内でした。
一安心です。
本当は、8月3日が、3ヶ月毎の定期検診の予定日でしたが、先送りしてたので、主治医である副院長から「仕事忙しそうやな?」と。
副院長の柔和な笑顔で言われると、余計にグサッと来ます(笑)。
大反省です。
次回からは、真面目に予定守ります、ハイ(笑)。
さて、私は、おかげ様で、外科手術だけだったので、普段は薬は服用してませんが、食べ過ぎた時の為に、消化剤と整腸剤を出してもらっていますが、その他に、しばしば下痢が起こるので、「下痢止め」も処方してもらっています。
いつもなら院内処方してもらっていますが、今日は、NTT病院は、患者が溢れるような大混雑だったので“院外処方”にしてもらって、近くの薬局に行きました。
初めて行く、その薬局は、実に丁寧で、一つ一つ説明してくれました。
そして「ご指定の下痢止めには、ゼネリック医薬品がありますが、どうされますか?」と聞かれて、正直悩みました。
今まで一度もゼネリック医薬品には、勧められた事がないのと、薬と言う特性がら、私の先入観からでしょうか?「パチもん」(笑)みたいな感じもしましたが、私は、普段、ほとんど服用していないし、下痢ぐらいだからと、試しに「それではゼネリックでお願いします」とお願いして見ました。
やはり、その薬局の懇切丁寧さが、後押ししてくれたような気がします。
そして比較表まで頂きました。
昔と違って全てが「情報開示」される時代となりました。
大昔なら、お医者さんに、歯向かう事も、簡単な疑問も中々、聞きにくい雰囲気がありました。
さてその比較表ですが、本当にびっくりします。
【先発品】ロペミン
【後発品】ロぺラニール
名前まで、パクってます(笑)。
そしてメーカー名まできっちり書かれ、そして効能のグラフまであります。
素人なので良く分かりませんが、ほとんど同じ曲線を描いているので、何故か、安心感があります。
そして何よりもそのコスト比較表を見てびっくりしました。
3割負担で一年分処方されたとしたら
【先発品】が6834円です。
【後発品】は1050円で、その差額は実に5784円です。
1/6以下のコストになります。
全ての薬には、当てはまらないのかどうか分かりませんが、常用されている患者にとっては、本当に有難い事です。
たまたまレジで並んでいると、前の女性はゼネリック医薬品で15000円も支払っておられたので、その差額たるや、相当な金額になるのかと思います。
しかし先発メーカーも、莫大な開発コストもかかっていますので、その是非は、簡単に言うべき代物ではないのかもしれません。
しかし「情報開示」の時代は、素晴らしい事です。
黒田久一
2009.10.02
弊社グループは、3月末決算の為、半期が終了し、折り返しました。
上半期は、売上面だけに関しては、大変有難い事ですが、グループの3つの事業会社の全てが二桁成長しました。
①㈱奈良三晃(青果販売事業)
②㈱三晃(青果加工事業)
③㈱味の大和路(フードサービス事業)
世の中は、売上が大変厳しい中、本当に有難い事です。
しかし、各事業とも収益性や生産性、そして、多くの課題も積み残しました。
中々、計画通りには行きませんでした。
本日、その上半期の反省と下半期の見通しなどのレビューをしました。
そして、今日は、今期の計画よりも、この半年間いろいろとイメージして来ました「五ヵ年の中期計画」に重点をおきながら、討議をしました。
午前10時過ぎから夕方5時まで昼食を挟んで、じっくりやりましたが、まだまだ討議は、尽きませんでした。
弊社は、今期で第46期目ですので、創業50周年の大きな節目には、それに相応しい業績を実現したいと思います。
成長し続け、そして夢のある会社にしたいと思います。
黒田久一