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飛騨高山~富山~新潟へ

2009.12.06

昨日は、岐阜の下呂温泉にて、親しい友人と3人で合宿をしました。

私たち3人は、商業界スパークルの出身です。

商業界スパークルとは、商業者の主に、二代目を中心にした後継者の集まりです。

私ともう1人は、22期の卒業で、もう1人は23期の卒業です。

今回は、泊まり掛けで、時間を気にせず、徹底的に「企業再生=新生」を如何にするかと言うテーマのみで話し合いました。

このテーマのみに絞って、時間を気にせず、議論し合いました。

一人は、呉服と言う業界、もう一人は、家具業界、そして、私は、青果&惣菜業界について、それぞれの業界の実情をオープンにしました。

私の青果&惣菜業界も大変厳しいですが、家具業界や呉服業界に比べたら、その比ではありません。

呉服の業界は特に厳しいと思います。

そして、それぞれが、この20年間、どんな事にチャレンジし、どんな失敗をして来て、そしてどんな成功があったのか、そして、これからどんなイメージで事業を引っ張って行きたいのかを、食事の時も、裸で風呂に入っている時も、寝床に横になって眠る直前まで話をし、そして、朝起きても、さらに温泉に浸かりながらも、朝食後も延々と、そのテーマのみで、話し合いました。

こんな事初めてでした。

でも非常に良い「合宿」でした。

共通して言えるのは、どの業界も大変ですが、やり方(=生き抜き方)は当然あります。

それぞれの業界を外から見たり、また見てもらったりする事は、お互いに多くの「気付き」があります。

このように、腹を割って何でも話し合える友がいる事は、本当に幸せです。

その後、JR下呂駅で、解散となり、駅前で、皆で握手をしながら、厳しい時代を生き抜こうと誓い合いました。

そして、私ともう1人の友人は、高山へ特急列車で移動し、高山へ向かいました。

JR高山駅でレンタカーを借りて、下記のお店を回りました。

①ファミリーストアさとう桐生店(富山のアルビスの加盟企業)

②バロー高山店

③駿河屋アスモ店
④バリュー岡本店
以上、全て食品スーパーです。

特に駿河屋さんは、以前から是非視察したいSMだったので。

何れも、頑張っておられるSMですが、僅か数キロの至近距離に接近しており、このデフレ時代に激烈な闘い(死闘)だと感じました。

そして、
⑤最後に飛騨ラーメン「甚五郎ラーメン」でラーメンを食べました。

そこで店舗視察に付き合ってくれた友人とも別れました。

彼は、高山から高速バスにて、八王子へ。

私は、JRにて、高山~富山~越後湯沢~新潟で、今、新潟に向かっています。

先程、富山を過ぎました。

深い色の荒波の日本海を車窓から見ながら、約5時間余りの列車の旅です。

明日は、某食品加工工場を見学させて頂き、明後日の朝一番で帰奈します。

これが、年内最後の出張となります。

私は、システム手帳に「気になる先リスト」のページがあります。

これは、ベンチマーク企業であったり、競合企業であったり、話題の繁盛店であったり、とにかくアトランダムにピックアップしています。

情報入手先もアトランダムであり、新聞や雑誌、テレビ、インターネット、クチコミや友人のお勧め情報などです。

とにかく移動する時は、常にこのシステム手帳を見て、せっかくだから、その周辺も前後にくっ付けるようにしています。

そして全て“自分の目で”「現場・現物・現実」を見るようにしています。

マスコミ情報だけを鵜呑みにしないようにしています。

今年一年間も、いろいろと勉強させて頂きました。

全国各地、いろんな「出会い」があり、心から感謝をしたいと思います。

年末までに、あと3週間余りです。

この3週間、気を抜かず頑張りたいと思います。

黒田久一

本日、賞与支給日、そして営業セミナー

2009.12.04

本日、弊社グループの「賞与支給日」でした。

午前11時から「全社集会」をしました。

決して大手企業のようには参りませんが、役員全員で、頭を付き合わせながら、ああでもない、こうでもないとしながら、後半戦への期待を込めて、グループ全社の総額ベースでは、昨年実績より支給総額を増やしました。

また支給日も、例年より、1週間前倒しで支給しました。

現在の社会情勢は、大変、不透明ですが、社員たちの頑張りを信じたいと思います。

私は、社員全員を前に、あらためて「思い」を語りました。

そして毎回恒例の“一言メッセージ”を添えた賞与明細書を各担当役員より手渡しました。

全社向けレターに3人の役員が、分担して“手書きメッセージ”を一人一人の顔を思い浮かべながら“一言”を添えるようにしています。

そして、昼からT辺経営さん(笑)主催の「営業強化セミナー」に、私と、弊社HMR事業部長とDTB事業部次長の3人で参加しました。

ちなみに、弊社のO常務は、T辺経営の出身です。

内容としては、ごくごくオーソドックスな営業セミナーでした。

コンサルティング会社は、やはり、プロだから、ポイントの整理が上手い。

私は、この手のセミナーは、経営者だけの参加だけでも効果が上がらないし、社員だけに丸投げしてもダメだと思うし、やはり“共に学ぶ”事が大切だと思います。

中小企業における教育は、本当に我慢比べのように、地道にやるものと思います。

そう自分自身に言い聞かせながら、引き続きやって行きたいと思います。

黒田久一

不況知らずの果物店

2009.12.03

皆さんご存知でしょうか?

果物の消費が、年々低迷している事を。

個人的に感じるのは、今年は、その傾向が、益々顕著になったように思います。

本当に悲しい事です。

昨日、豊橋の友人が、せっかく来阪してくれたので、セミナー参加だけでは、もったいないと、大阪市平野区にあります某果物専門店を一緒に視察に行きました。

こちらの社長様は、弊社グループの創業の地であります大阪東部市場時代にお取引頂いていたご縁です。

弊社グループが奈良に拠点集約以降も“学び”と“元気”を頂きに、しょっちゅう、弊社専務以下がお邪魔させて頂いています。

勉強させて頂いた社員たちは皆、目を輝かせて(笑)、いつも帰って来ます。

今回も、わざわざ、コーヒーまで出して頂き、お話まで聞かせて頂きました。

お忙しい中、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

ちなみに創業者である私の父は、大手青果荷受会社の果実セリ人であり、母は、愛媛県のみかん産地の農協の職員であり、私の家内の叔父さんは、その大手荷受会社の専務でした。

また弊社は昭和39年に“果実仲卸”として、創業しましたので、元々は“八百屋”ではなく“果物屋”です。

だから私には、脈々と“果物屋の血”が流れています。

さて、この果物専門店は、超繁盛店であり、そして、“商いの喜び”がびしびしと感じるようなお店です。(中々、上手く表現できませんが…)

僅か30坪のお店で、

客数が多い時には、1400人にも及ぶ、超繁盛店です。

下記、私の尊敬する方が、こちらのお店のリポートを送って頂いたのをピックアップします。

・チラシなし

・駐車場なし(支店は最近、隣接のファミレス跡を借りた)

・量販店より大玉傾向を同価格か、それ以下で販売

・バラ売りを意識して徹底。

無理な押し込み販売は、一切せず、“毎日食べる分”だけを買って頂く。
つまり、来店頻度を上げる

・果物の贈答専門店にありがちな、法外な価格設定ではなく、ロープライスで。

・しかし贈答品にも力を入れている

・そして何よりも自らの商いに“自信”と“誇り”を持たれ、そして謙虚に学び続ける。

・お客様の喜びが、自らの喜びとする。

私は、何度かお邪魔していますが、益々磨きがかかり、そして、本当に“丁寧に”“いとおしいように”果物を販売されています。

これだけ消費不況の時代ではありますが、元気いっぱいのお店や企業は、たくさんあります。

弊社は、まだまだ学び続けなければと、しみじみ、感じる一日でした。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。