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中国出張(52) 安丘の剥き玉ねぎ工場

2010.11.08

今日は、山東省の安丘(アンキュウ)に来ています。

山東省自体は、ご存知のように野菜や果物の大産地です。

剥き玉ねぎ業者を訪問しました。

弊社でも工場で、年間500トンくらいの玉ねぎを使っています。

国産(北海道産)と中国産とも使っています。

山東省の剥き玉ねぎ業者は、山東省産がない時期は、甘粛省、福建省、雲南省などから原料玉ねぎを引っ張って来て、加工します。

つまり年間を通じて、剥き玉ねぎとして、安定出荷が出来る体制が出来ています。

下は、剥いた後に4P加工しています。

黒田久一

中国出張(53) 世界に羽ばたく山東省の生姜屋さん

2010.11.08

山東省の安丘市にある生姜屋さんに行って参りました。

年間2万トンも扱っているそうです。

その内40%は、日本向けです。

メインは、ヨーロッパや北米に輸出しています。

生鮮出荷が60%で、冷凍出荷が40%です。

ヨーロッパやアメリカの食品スーパーで、最近、中国産の生姜をちょくちょく見掛けました。

こちらの農場の巨大なムロ(地下の貯蔵設備)を見せてもらいました。

レンガ積みの地下貯蔵庫には1600トンも生姜を貯蔵できる設備がありました。

私は、これだけの生姜のムロを見たのは、初めてでした。

中国の生姜の品種には、

大姜(ダイジャン)

面姜(メンジャン)

があるようで、以前は大姜が主力だったようですが、反収の高い面姜(メンジャン)に変わって来ているようです。

こちらは大玉傾向の生姜です。

さて、こちらの生姜屋さんで驚いた事は、会社案内にテスコが書いてありました。

イギリスのテスコにも生姜を出荷しているようです。

その事に触れると、
「イギリスの大手小売業は、テスコ、アズダ、セインズベリーがある」と教えてくれました。

私は、たまたま、先日、イギリスに行ったばかりだったので、その事は知っていましたが、中国の農業経営者は、世界的な視点で、農業をやっているのだと、改めて感じました。
会議室には、世界地図がありました。

日本の農業経営者で、グローバル視点に立った方は、まだまだ少ないです。

こちらは、まさしく“グローバル・ジンジャー・ファーマー”だと思います。

黒田久一

中国出張(49) 中国共産党

2010.11.07

当たり前ですが、やはり、この国は、共産主義の国です。

先日の会食会には、村のトップである鎮長より、共産党の書記長が、会食の席の上座(円卓なので、一番偉い席)に座ります。

そして弊社の取引先の工場を村や共産党書記長までが、出て来られて、歓待される。

工場の社長(董事長)は、むちゃくちゃ共産党書記長に気を遣っています。

そして各工場には、昔よりは、スローガン的な掲示物が減ったとは言え、まだ見ることがあります。

やはり共産主義の国です。

しかしながら、工場は、どこもかしこも「出来高制の給与体系」であり、日本の方が、余程、社会主義化していると感じます。

矛盾のかたまりですね

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。