
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2011.09.19
先日、食品安全ネットワークで、中国視察があり、弊社からは、HMR工場長が参加させて頂きました。
食品安全ネットワークは、弊社も会員企業で、私自身、微力ながら、こちらの幹事をつとめさせて頂いています。
http://www.fu-san.jp/aboutus/directors.html
このネットワークの会長は、元近畿大学農学部教授の米虫先生です。
弊社は、元々、問屋業から製造業に進出した為に、こちらの勉強会では、主に、食品衛生について、学ばせて頂いています。
今回の中国視察は、主に、上海や蘇州周辺の食品工場視察が中心で、大変有意義だったそうです。
その旅の途中で、司馬遼太郎の「街道をゆく」のDVDの鑑賞会が、現地であり、米虫先生が、そのDVDをお土産代わりに私に下さいました。
司馬遼太郎の本は、いつか読んでみたいと思っていますが、残念ながら、今まで、一冊も読んだ事がありません。
いつか
「坂の上の雲」
や
「竜馬がいく」
など、じっくり読んでみたいと思います。
頂いたDVDは、NHKの制作で、本のタイトルと同じく「街道をゆく」です。
その中で「中国シリーズ」が、一枚のDVDに収まっています。
司馬遼太郎が、1980年当時に中国の4つの地域を旅した、そのルートを再現取材しています。
この手のNHKスペシャルは、いつも感心しますが、本当に凄いですね。
Nスペの中で、シルクロードシリーズも、シベリア鉄道シリーズも、本当に良かったです。
さて、「街道をゆく・中国シリーズ」のその4つの地域は、
①江南のみち(江蘇省や浙江省)
②雲南のみち(雲南省)
③蜀のみち(四川省)
④ビンのみち(福建省)
でした。
このブログは、携帯で打ってるので、文字が出ませんが、「ビン」とは、「門」の文字の中に「虫」を入れて下さい。
これでビンと読みます。
この連休に、米虫先生から頂いたDVDを鑑賞し、あらためて、中国の奥深さを感じつつ、司馬遼太郎のファンになりました。
司馬遼太郎の随筆と映像が、ドンピシャで融合していました。
特に、①江南のみち(江蘇省や浙江省)は、私自身、何度か、訪れた都市もあります。
11月下旬に、中国の取引企業を訪問します。
次回は、福建省も行く予定です。
司馬遼太郎の訪れた街にも行きたいと思います。
さて、司馬遼太郎さんとは、実を言うとファミレス勤務時代に、遠巻きにお会いした事があります。
大学を出て、イトーヨーカ堂のデニーズに入社し、2店目の赴任地が、東大阪の小阪にあった「小阪店」でした。
しょっちゅう夜中にお越しでした。
入社半年目だったので、その当時、コックをしてましたが、一度だけ、僕の作ったミートスパゲッティをお出しした事があります。
そのお店は、河島英五さんも、しょっちゅう来られてましたが、当時、僕は、文学など全く無知だったので、司馬遼太郎さんが、それほどの大物作家とは知りませんでした。
デニーズのカウンターで、アメリカンコーヒーを飲みながら、もしかしたら「街道をゆく」も執筆されていたかもしれませんね。
感慨深いです。
半年に一回、東大阪の内視鏡専門のクリニックに行きますが、そこから、すぐのところに
「司馬遼太郎記念館」
がありますので、次回の検診の際、じっくり、訪問したいと思います。
http://www.shibazaidan.or.jp/
米虫先生、DVDありがとうございました。
黒田久一
2011.09.17
本日、岡山を往復しました。
父が、パーキンソン病の為に、腰に電極を埋め込んでいます。
その機械の調整の為に、今週一杯、岡山大学病院(上の写真)に入院してました。
その父を迎えに行くのに、奈良の自宅を出たのが、朝の6時50分でした。
普通なら、ゆっくり走っても、3時間程度なのに、今日は、6時間半もかかりました。
台風15号の影響で、兵庫県あたりが、大雨となり、途中、中国道が通行止め、迂回した山陽道も一部区間が、通行止め。
一般道を走りながら、高速に乗っては、またまた下ろされて…。
帰りも4時間ほどかかり、今日は、結局、10時間以上もハンドルを握っていました。
どんよりした空を見て、そして、濁流の川の流れを見ていたら、気持ちまで暗くなります。
台風12号では、100名以上の方が、亡くなったり、行方不明になったり、多くの家も流されました。
そして農産物も大きな被害が出ました。
またまたと思うと、辛いですね。
父と帰りに入ったロイヤルホストでは、入り口に、野菜が不安定入荷である事の貼り紙がありました。
穏やかな秋の訪れを期待しています。
黒田久一
2011.09.15
本日、第36回「惣菜のわかる八百屋塾」でした。
今回も全国から120名を越えるお客様が、わざわざ、交通の便の悪い弊社まで、お越し頂きました。
心より感謝申し上げます。
特別講師は、日本フードサービス専門学院の林廣美先生でした。
http://www.jfss.jp/
林先生との出会いは、今から、23年前(平成元年)の秋でした。
私は、その年の春に、奈良県中央卸売市場の関連卸棟にありました、「天ぷらの三晃」の店長になりました。
前任の店長(職人さん)が、急遽、退職し、ピンチヒッターとして、私は、そのお店の店長になりました。
私は、前任者から、何の引き継ぎもなしに店長になりました。
つまり、まともに天ぷらを揚げる技術を習得する事もなく赴任し、毎日、悪戦苦闘しながら、見よう見まねで、“素人天ぷら”で商売していました。
そんな時、ある業界誌に日本フードサービス専門学院の
「誰でも揚げられる天ぷらの揚げ方セミナー」
のと言う広告が、目に止まりました。
私は、藁をもすがる思いで、そのセミナーに参加する為、新宿の曙町の日本フードサービス専門学院のセミナーに参加しました。
そこで、初めて、林先生と出会いました。
その後、天ぷら材料ビジネスのあり方、そして、惣菜キットビジネスへと、その時々で、アドバイスを頂きながら、商品化して参りました。
これからも、益々、中食の事業領域での八百屋、つまり「惣菜のわかる八百屋」を磨いて参りたいと思います。
「惣菜のわかる八百屋」とは、
・メニュープランニングが出来る事
・プロとしての青果加工をする事
・川上産地にも詳しい事
まだまだですが、日本一の「惣菜のわかる八百屋」を目指して参ります。
年内最後の八百屋塾は、11月17日(木)です。
次回は、日本一の「おはぎのお店」の仙台の秋保温泉の「さいち」さんです。
http://www.tamezon.net/onsen/miya/p_saichi.html
当初は、今年の3月の八百屋塾にお越し頂く予定でしたが、あの大震災で、延期となりました。
次回の八百屋塾、是非とも、お越し下さい。
今日もたくさんの“出会い”がありました。
感謝
黒田久一