
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2014.02.03
NHKの「ごちそうさん」
たくさんの方々の見ておられると思います。
私も、毎日、録画し、帰宅後、楽しみにしながら見ています。
渡辺謙の娘さんの杏さん、素晴らしい演技ですね。
この番組は、タイトル通り「食事」が、ストーリーの中心にあります。
貧しい時代であっても、美味しいものを食べる大切さ、家族が揃って食卓を共にする大切さ、モッタイナイを知恵と工夫で美味しく食べる大阪の食文化など、日本の古き良き時代が描かれていて、素晴らしい番組です。
ある意味「食育」番組と言っても過言ではありません。
さて、今日は、節分です。
いつの頃から「恵方巻き」と言われるようになりました。
毎年2月3日にその恵方に向かって、かぶりついて食べる恒例行事になりました。
今日も多くの家庭では、家族が揃って、ワイワイガヤガヤと巻き寿司をかぶりついたのでしょう。
私の両親は、青果仲卸業を創業し、夜明け前の早朝から出社しておりましたので、私も姉も、祖母にご飯を作ってもらい育ちました。
その祖母は、何故か、私が、風邪を引いたら、お寿司屋さんで、巻き寿司を買って来てくれました。
今、思い出してみれば、ごくごく普通の並み巻きでしたが、やはり、当時としましたら、ごちそうでした。
私は、巻き寿司を食べる時、ふと、その祖母を思い出します。
祖母は、94歳で亡くなる直前まで、誰の手助けもなく暮らしておりました。
凛とした明治女の強い女性でしたが、孫の中で、最年少でありました私を特に可愛がってくれておりました。
私の大学時代にバックパッカーとして、休みの度に、長期の一人旅に出る前に、決まって、定期積み金の預金通帳をそっくりそのままくれました。
アルバイトだけでは旅行資金が足らず、私は、それに甘えました。
本当にありがたかった。
大学時代の四年間で、何度も一人旅の海外バックパッカーに行けたのは、祖母の援助があったからでした。
最終的に、私は、学生時代に、23ヶ国も旅することが出来ました。
とても充実した大学時代でした。
その経験が、その後の私の人生に大きな影響を与えてくれたような気がします。
巻き寿司を食べる度に、祖母への感謝の気持ちがわいてきます。
ごちそうさん、です。
黒田久一
2014.02.01
おはようございます。
今朝、起きてびっくりしましたた。
朝刊に阪急阪神グループ(エイチ・ツー・オー・リテイリング)とイズミヤが、統合するとあります。
本当に驚きました。
私は、その噂さえ知りませんでした。
かつてなら、想像もつかなかった組み合わです。
「ええもん安いのはイズミヤ」と言うキャッチコピーを標榜され、イズミヤさんは、成長して来られました。
確か、ペガサスクラブの流通史でも習った私の記憶では、日本でのGMS(ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア)の第1号店は、イズミヤだったと思いだし、今、iPadで調べますと、やはり、イズミヤでした。
1968年にオープンした岸和田店が最初らしいです。
つまり、日本のチェーンストアの先駆け的な企業です。
惣菜子会社のデリカアイフーズさんの歴史も古いです。
一方、阪急阪神グループの食品スーパー事業(阪食さん)は、阪急オアシスや、昔の阪急共栄、ニッショーさんらも統合しておられます。
千野社長になってから、さらなる成長路線を走っておられる印象を受けます。
こちらも阪急デリカの自社製造部門もありますし、宅配子会社の阪急キッチンエールも展開されています。
何よりも阪急の強みは、関西人にとりまして圧倒的なブランド力があります。
私の小さい頃(1959年生まれの私)の外食とは、年に数回、阪急百貨店本店(梅田)の大食堂で、ハンバーグステーキを食べさせてもらうことが、唯一の外食でした。
母からは、よそいきを着せられてワクワクした気分で外食した時代です。
そこには、まさしく「ハレ」がありました。
長らくのデフレ下で価格訴求が全面に出ていた感があります。
それが、インフレへの潮目の転換で、今後、この統合で、違った展開もあるかもしれません。
少子高齢化が本格化し、人口も減るなかで、今後も流通再編があるでしょう。
弊社グループも、この激動の時代に取り残されないよう“変化対応”して参ります。
黒田久一
2014.01.31
昨日、第50回「惣菜のわかる八百屋塾」を開催することが出来ました。
今回は、全国から100名を越えるお客様がお越しでした。
中国からも外食産業のコンサルタントの方が参加されていました。
さて、この勉強会は、2007年2月28日に第1回をスタートし、あしかけ7年目に入ります。
延べで5000人近いお客様が、弊社にお越し頂いたことになります。
第1回目からナビゲーターとして、引っ張って頂いております、古田基先生には、心より御礼申し上げます。
元々は、青果仲卸と言う立場の弊社グループが、塾という、大変おこがましい勉強会をやることに逡巡しておりましたが、私は、大病克服からちょうど1年半が経ち、まったく新しい取り組みに挑戦してみようと言う気持ちとそれを後押しして頂きました数多くのサポートチームのみなさまの応援を頂戴しまして、スタートすることが出来ました。
その後、50回の開催には、各方面から、講師をお招きし、いろんな学びがありました。
八百屋塾のコンセプトは「出会いの場」です。
参加者同士の交流も大切にしております。
これからも少しずつではありますが、感謝の気持ちを忘れず、1歩ずつ、前進して参ります。
FRUXグループ
代表 黒田久一