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私の原点「天ぷら」

2014.04.26

今日、夕飯で、本当に久々に自宅で、天ぷらを揚げました。

台湾人高校たちに天ぷらを振る舞おうと材料を用意してましたが、トンカツを喜んだので、材料が残ってましたので。

私は、天ぷらを揚げるのは全く苦になりません。

少しおかしなオヤジです(笑)。

平成元年4月1日

この日は、私にとりまして特別な日です。

奈良県中央卸売市場内の関連卸内に㈱三晃の「天ぷらのお店」がありました。

そのお店の店長として、勤務のスタートを切ったのが、上記の日です。

その日までは、私は、青果仲卸人として、毎朝、早朝から、セリ場に向かい、野菜の買い物(せり落とす)をして、やりがいを感じていました。

しかしながら、前任店長の退職に伴い、その日から、仕事が一変しました。

深夜0時から油まみれになりながら、天ぷら屋の店長として働き始めました。

その時、私は28歳。

あれから26年。

本当にいろんなことがありました。

そして、いろんな事に挑戦しては、失敗の連続…。

しかし「天ぷら材料ビジネス」が、まさか数十億円規模のビジネスになるとは、当時は、想像もして来ませんでした。

まだまだこのビジネスの可能性を信じて、これからも挑戦し続けて行きたいと思います。

今夕、天ぷらを揚げながら、いろんなことを思い出していました。

黒田久一

日本版アルディ

2014.04.25

会社近くのサンディさんに久々に行って来ました。

ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、サンディさんは、日本版アルディです。

アルディは、ドイツで生まれたディスカウントスーパーです。

今回、訪問したイギリスもスペインにも展開しています。

業態名としましては、「ハード・ディスカウンター」「リミテッド・アソートメント・ストア」「ボックス・ストア」とか言われたりします。

私的には「ボックスストア」が、ピッタリ、イメージ出来ます。

つまり、品数を絞りこんで、箱のまま、売場に陳列して安く売ります。

関東を中心に展開する「ビッグ・エー」も同じスタイルですね。

イギリスでは、上位5社が、SM(食品スーパー)で、次に、ウエイトローズと言う少しアップスケール型(上質)のスーパーが来て、7位と8位が、アルディとリドルと言うドイツ系のボックス・ストアが食い込んで来ています。

アメリカでもアルディは、じわじわと店数を増やしています

欧州でボックスストアの実力を見せ付けられて帰国したばかりで、日本版アルディの存在も気になりました。

黒田久一

「SMの小型化」VS「コンビニの大型化」

2014.04.23

今日の日経朝刊の一面記事は、

「スーパー、4割小型店に」
「コンビニとの垣根崩れる」

とあります。

また昨日、直近の東洋経済の特集記事は「8%でどうなる小売り激変」です。

今回の欧州視察でも、あらためて、食品スーパーの「小型店化」「都市集中化」を強く感じました。

イギリスの大手小売業も小売店の開発に躍起でした。

テスコは「TESCO express」

セインズベリーは「Sainsbury’s Local」

モリソンズは「MORRISONS M local」

マークス&スペンサー「M&S SIMPLY FOOD」などです。

ハイパーマートが中心のフランスのカルフールも小型店を開発し「駅ナカ」などに出店しています。

日本のSMも小型化しています。

イオンの「まいばすけっと」などもそうでしょう。

逆にコンビニの大型化も進みます。

日本では、ローソンが、ローソンマートが開発しましたし、台湾でもセブンイレブンが、イートインコーナーの併設などの大型化が見受けられます。

つまり、
「SMの小型化」VS「コンビニの大型化」
新聞記事にもありますように、まさしく、その垣根がなくなります。

業界人にとりましては、これは似て非なるものとの論評もありますが、一般消費者にとりましては、そんな専門的な業態論など、全く関係ないと思います。

何れにしましても、どこもかしこも、虎視眈々と「胃袋争奪戦」は間違いありません。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。