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GroBmarkthalle(グロブマルクトハレ)

2011.10.17

GroBmarkthalle

グロブマルクトハレ

ドイツ語で、卸売市場の意味らしい?です。

グロブが、英語のホールセール、マルクトは、マーケット、ハレがホールかと、勝手に想像しています。

本日、早朝より、フランクフルトの卸売市場に行って来ました。

フランクフルト中央駅からタクシーで行きましたが、私は、ドイツ語が全く分からないので、事前に“GroBmarkthalle”と書いたメモをタクシードライバーに手渡して、行きました。

車中では、片言英語でドライバーと会話しましたが、アラブ系らしい運ちゃんで、相手も片言英語でした(笑)。

事前に調べてた卸売市場の場所は、街の中心でしたが、2004年に郊外に移ってました。

以前の場所は、ドライバーいわく、バンクCITYと言うので、多分、金融街に変わっているのだと思います。

フランクフルトの卸売市場も、他のヨーロッパ市場と同様に、入場ゲートでは、パーミッションのカードが必要でしたが、タクシードライバーは、適宜、ガードマンと対応してくれて、何とか入場する事が出来ました。

卸売市場に入った瞬間に肌で感じる空気は、ロンドンの卸売市場と同じように、やはり、活気が全く感じられませんでした。
大変残念ですが…。

ちょうど一年前も万代さんの欧州視察団に参加し、今回同様に延泊し、ロンドンのニュースピタルフィールド市場に参りました。

その時は、農水省の方(ジェトロに出向中)に案内してもらいました。

ドイツの卸売市場も、イギリス同様に、大手小売業の寡占化が、相当に進んでいますので、大手企業は、自前のセンターを保有しているでしょうから、卸売市場の機能は、低下していると思われます。

フランスのランジス市場のように、巨大化し、ハブ市場(集荷市場)としての位置を確保した市場は、それなりの生き方があるのでしょうが、その他の卸売市場は、大変だと想像します。

ロンドンの市場業者の生き残り方は、もはや、大手量販店相手のホールセーラー(卸売業者:仲卸)ではなく、ディストリビューター(外食向け小分け卸)としての生き方でした。

今、閑散とする市場内を歩いて、カメラを撮っていたら、イラついたような男性から、怒鳴られました。

私は、同じ市場人なので、バカげた態度で撮影せず、遠慮がちに撮ってましたが…。

市場業者は、青果だけで、70~80社だと思います。

構造的には、プラットホームとフルフラット(地べた)との段違いの組み合わせの建物で、ランジス同様に、積み込みはしやすいです。

A棟とB棟に別れていて、A棟は、仲卸店舗、B棟はその倉庫群となっていました(一番下の写真)。

市場の中で、ピッキングされた荷物を見る限り、単独店のSM向けか、レストランなどの外食向けかと感じます。

全ての時間帯をいた訳ではないので、実態はわかりません。

私は、いろんな国々に行く度に、卸売市場は、必ず、立ち寄るようにしています。

今回もいろんな事が頭をよぎりました。

弊社グループが「惣菜のわかる八百屋」を志向しようと思うに至ったのは、世界的なこのような傾向を以前より、肌で感じ、また、食品小売業が、益々、中食シフトする事がきっかけでした。

つまり、単純な青果仲卸への危機感が、大きな決断に至るきっかけでした。

青果物に手を加える、つまり青果加工へのシフトは、世界的な流れでもあります。

青果物をホール(丸のまま)で、消費される時代は、終わりました。

これからも、青果物は、多様な姿で、流通し、そして消費されて行くと思います。

今回のアヌーガメッセ(展示会)も、昨年のシアル(パリ)でも、強く感じましたが、世界的に中食へシフトしているのは事実です。

より安全&安心で、より簡便に、ノンクックで、美味しいものを…。

一年ぶりのヨーロッパでしたが、スーパーマーケットの店頭商品は、さらに、中食化しています。

弊社グループのスローガンであります「惣菜のわかる八百屋」の実現は、まだまだ、道半ばであり、問題も山積しています。

ものづくり現場力も、これからです。

しかしながら、少しずつでも、前進して参りたいと思います。

早朝のフランクフルトの卸売市場のカフェにて

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。