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“食の自給”と“労働の対価”

2008.04.20

今日、仙台に来ています。明日、農林水産省の受賞式があり、家内(弊社専務取締役)と一緒だったので、家族旅行ではない二人だけの旅は、“商売人の性”からか?ついつい“何か”を見よう(得よう)と“寄り道”してしまいます(笑)。

さて我が家の購読紙は日経と産経新聞です。

今日、伊丹空港から仙台までの全日空機内で、我が家の購読紙ではない新聞を2紙読みました。

「読売新聞」と「朝日新聞」

「朝日新聞」には「食の自給 外国人頼み」と言う記事が載ってました。

機内の「朝日新聞」(大阪版)は、鹿児島の漁港の様子を伝え、インドネシア人研修生によってカツオ漁業が成り立っている記事でした。
そして仙台の宿で、たまたま、もう一度「朝日新聞」(仙台版)を見ようと、新聞を手にして、気付いたのですが、全く同じ一面の記事「食の自給 外国人頼み」で“同じ見出し”ですが、内容は、長野のレタス産地は、中国人研修生で成り立っているとの記事でした。4,000名余りの村は、615名の中国人研修生によって、そのレタス産地を支えていると。

つまり、今や日本の農林水産業は、事実上の“外国人労働者”で成り立っています。
建前は、“研修生”ですが、事実上“労働者”かと思います。

日本の食糧自給率は、現在39%であり、農林水産省は45%を目指したいとの事ですが、本当に“担い手問題”を解決しない限り、真の意味で食糧の“自給”は、できないかと思います。

それは、やはり“労働”に見合う“対価”が獲得できないからでしょうか?

一方、「読売新聞」には、国内の麻酔医の絶対数が全国各地で不足し、手術に大きな影響を及ぼしている記事が一面に載ってました。

こっちはこっちで、麻酔医の中で、複数の病院を掛け持ちして、渡り歩いて、年収で5,000万円以上を稼いでいる医師がいると。
新聞記事には、医師と言う職業柄、若手医師への技術指導などの問題もあり、“殺那的な勤務体制”にも問題があるのではないかと一石を投じた記事でした。
当然、私は、農業であろうと医師であろうと、それなりの対価は支払われるべきですが、いかにも医師の問題は、絶対数が足らないからと、いくつもの病院を報酬のみで、転々と渡り歩く姿には正直、疑問と言うか、ちょっとエゲツナイなとも感じます。
こんな事を書くと、「そんなの当たり前や、誰だって金で動くわ」と言われそうですが…。
また「お前、そんな甘っちょろい事を言ってるから、金儲けが下手くそなんや!」と。

私は大病を経験し、崇高に働いておられる多くの医師や看護師さんのお世話になりました。

命を預かる仕事だけに金だけで動かんといて欲しいなと願います。

今日の機内での2紙は、両極端の記事でもありますが、ある意味、見方によれば、根底は“共通”しているような記事でもあり、考えさせられました。

人も物も需給バランスが崩れると本当に極端になりますね。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。