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農作物直売所

2008.10.20

(社)農協流通研究所(通称:農流研)と言う団体があります。

全農系の団体であり、先日、そちらの役員理事の方がお越しになりました。

いろいろと情報を頂きましたが、後日「農流研だより フロンティア」と言う雑誌を送って頂きました。

今回頂いたのが、「2008年9月号」です。

目次を見ると
・「農産物直売所のあらたな動向」・「マーケティング最前線:カット野菜産業」
・「ケーアイ・フレッシュ・アクセス 生鮮農産物のパートナーシップを目指して」
・「和郷園におけるGAPの取り組み」など、中々、充実した記事が多いです。

その中で、
「農産物直売所のあらたな動向」から、記事の抜粋です。

・「農産物直売所は数少ない成長業種である。」

・「平成17年度の推定の市場規模は、5,000億円」

・「年々、規模が大型化している」
・「輸入食品のトラブルが多発し、消費者の国産志向が高まって来ている」

・「食料自給率への意識の高まり」
・「生産者が自らの農産物に自分で値段をつけたい」
・「農産物が完熟である」

・「顔が見えるので、安全・安心感がある」

などなど“直売所ビジネス”の有望性の見出しが踊ります。

今回、高知出張に際しまして、あるSM経営者の方の講演があり、「市場流通」に対する不信が聞き取れました。

市場業者は、全く何の提案もないし、温度管理もしないし、そして一番辛く感じるのは、何か中間流通業者が暴利を貪り、生産者の手取りを極端に減らす要因になっていると。
そして古くさい卸売市場法が変わらないと。

確かにごもっともなご意見もありますが、「市場機能」の優位性は絶対にあると私は確信しています。もし市場がなければ、青果物流通は機能しなくなります。

弊社は、中央卸売市場の青果仲卸が母体事業であり、“川中”の仕事が中心の会社で、非常に複雑な心境ではありますが、農産物というお天道様相手の商売には、必ず、調整機能が必要となります。
コーディネーター機能が必要です。
その需給調整以外にも、加工機能や、小分け機能、冷蔵保管機能、物流機能、そしてメニュー提案などのリテイルサポート機能など、担うべき役割があると思います。

いろんなご意見を謙虚に耳を傾け、これからもお客様の求める商売の姿を追求して行きたいと思います。

また生産者との取り組みもこれからも強化し、いかに生産者の方が安心して継続して作って頂けるかを模索したいと思います。

農業のsustainable、つまり“持続可能性”のあるビジネスモデルを追求したい。

黒田久一
田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。