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社内「欧州視察報告会」

2014.05.08

本日、先日、私が欧州視察した際の社内向け報告会を実施しました。

お昼休みを利用(お弁当付き)(笑)の自由参加でしたが、60名ほどが参加してくれました。

今回の欧州視察では、1,600枚に及ぶ膨大な写真のうち、厳選しながら、多くの写真をプロジェクターで映しながら、話しました。

その際、下記の「雑感」をペーパーで配布しました。

社内向け報告会の為、私見が多いこと、お断りします。

ご笑覧下さい。

①海外視察の参加の意義

・「未来を占う為」

常にFRUXグループのポジショニング(立ち位置)を自問自答する。

・「人脈づくり」

業界団体の視察では、必ず、参加者の方々とご縁を作る。

海外視察は、その絶好のチャンス。

・「外国文化を肌で感じる」

自分の足で歩く、自分の眼で確かめる、自分の味覚で食べてみる。そして、文化的背景をも体感する。

国際感覚を身に付ける。

②ヨーロッパ視察の意味

・イギリス

イギリスは日本と同じように「島国」である。

そして、日本と同様に「SM大国」である。

SM大国である日本は、「コンビニ大国」になり、「SM王国英国」も小型化し、「コンビニ化」を目指しているのが面白い。

・スペイン

スペインは、失業率が26%にも及ぶ状況の中、奇跡的な躍進を続けるSMチェーンが「メルカドーナ」であった。「メルカドーナ」の成長の原動力は、ES(従業員満足)政策にあった。

そして、シンプルに質素に経営している点。

③欧州で感じた点(雑感)

・調理食品の伸び→ごはんを作らない(食の外部化の進展)

・カット野菜の伸び→アメリカのようにサラダ(生食)一辺倒ではなく、イギリスのカット野菜の特徴は、「調理用」の幅広いラインナップ。

「焼きそばキット」は、どのSMでも幅広く販売されている。加熱済野菜(マッシュポテトやベークドポテトなど)

・健康志向の高まり→gluten free,wheat free,dairy freeなど。

・エシカル(ethical)(倫理的)な動きに注目→私見だが「国家が成熟」すると追い求める豊かさは「お腹一杯」から「心が満たされる喜び」にもシフトする。

だから、“エシカルな動き”が日本も間違いなく連動するのではないか?

そう考えるとガテンがいく消費行動がたくさんあります。

ファーマーズマーケット、フェアトレード商品、オーガニック、グラノラのような簡便健康食品、消費者参加運動、日本の「無印良品」のようなシンプルな商品の価値観。

・「マルチフォーマット戦略」

テスコに代表される戦略を学ぶ。

イオンもセブン&アイも同様の動きだと思う。

・「セルフ・レジ化」への動きは、加速度的に日本も進むだろう

・「ネット宅配」の伸長→「オムニチャネル」の動き。セブン&アイの動きも注視。

・「クラブカード」の取り込み→FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)により、顧客のビッグデータを、今後、大手小売業らは“料理にかかる”だろう。

つまり、私たち消費者は、“料理される”(笑)。

そして、大手小売業の金融ビジネスとの融合による「生活産業」を目指すだろう。

もう単なる小売業ではない。

・「都市集中化」「小型化」の動き→日本も同様の動き「コンビニの大型化」VS「SMの小型化」、イオンの「まいばすけっと」やローソンの「ローソンマート」の今後の動きに注視

・「ボックスストアの動きに注視」ハードディスカウンターとか、リミテッド・アソートメント・ストアとか呼称される小型の安売り店の脅威→ドイツ系Aldi(アルディ)、Lidl(リドル)の躍進。

ここは特に注目に値する。サンディ、ビッグエーなどの今後の動きに注視すべきだと思う。

エシカルな動きや健康志向の動きとは裏腹に、日本も所得格差の二極化が進む。

そうなれば“貧困層・低所得層に、なくてはならないライフライン的な小売業”の存在も必然的にある。

アップスケール型SM、バランス型SM、ノン・フリル(飾らない)の安売り店、コンビニなどなど、それぞれは、それなりに進化し生き残る。

・「イギリスSM上位5社で80%超の超寡占化の先」「PB率が40%超の世界の先」これらは、誰も予想がつかない→日本も未体験ゾーン

上記、あれやこれやと雑感を述べました。

近い内に、「欧州視察記」として、ちゃんとまとめたいと思います。

今年も、アメリカや欧州、アジアに、社員たちを海外研修に、一人でも多く参加させたいと思います。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。