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本当の自給率とは?

2009.06.24

今日から東京に参ります。

明日、農林水産省の会合に出席する為です。

その機会を与えて頂いた事で、私にとりまして、日本の農業のあり方、そして農協のあり方、市場流通のあり方などをじっくり考える、良いきっかけとなりました。

いろいろと勉強したい事、そして実需者の立場で、感じた事をストレートにお話出来ればなと思います。

さて話しは変わりますが、昨夜のWBS(ワールドビジネスサテライト)で、日本の野菜の種子についての特集がやってました。

WBSは、ご存知のように日経の番組ですが、殺人事件とか、ゴシック関係は、弱い報道番組ですが(笑)、たまに良い特集がやるので、毎日定期録画しています。

写真にもありますように日本の野菜の種は、海外からのものが大半であり、自給率は、10%しかありません。

私自身、種が、海外からの輸入に頼っている実状は、認識していましたが、これほどまでの数字だとは思っていませんでした。

「伝統野菜」と言われる野菜の種さえも海外から持ち込まれています。

ちなみに輸入種子の大半が、F1です。

当然ですが、多くは、日本の種苗メーカーがかかわっているようです。
それだけ「種作り」も手間暇がかかると言う事でしょう。

野菜だけの自給率は、現在、画面にもあるように81%ですが、トータルで言えば、約40%であり、国(農林水産省)の当面の目標は、45%です。

農業には、土地、豊かな水、燦々と輝く太陽(お天道様)、担い手(人手)、種、肥料、農薬、農業資材(ハウスなどの施設園芸に必要な資材)、冬場であれば、ハウスを加温する為の重油などが必要です。

これらを考えた時、出来上がった農産物だけをカウントして自給率を論じる事に果たして意味があるのだろうかと、ふと思います。

多くの産地は、人手は、事実上、輸入に頼り(表現は不適切かもしれませんが)、資材の大半は石油製品であり、重油と共に、その99%は輸入に頼っています。
決して批判ばかりする気は、さらさらありませんが、その実状を分かった上で、いろんな事を論ずる必要があります。

このような実状を知れば知るほど、私自身、もっと勉強しなければと思います。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。