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台湾にて(9) 台湾南部の都市・高雄にて

2010.06.25

昨日から台湾の第2の都市、高雄に来ています。

高雄の知り合いの台湾人の方に会う為です。

この方とは、2年前に一緒に、ある冷凍野菜の可能性を求めて、インドネシアに行った事があります。

Yさんは、中国に11もの会社を経営し、タイにも会社を持ち、グァテマラにも投資しています。

まさしくこれぞ「華僑」と言う典型的な台湾人です。

今日は、丸一日を掛けて、台南県や嘉義県の冷凍野菜(及び冷凍果実)工場に連れて行って頂きました。

私は、大学を出て新卒で入社した会社は、イトーヨーカドーグループのデニーズと言う会社です。

入社して一年間は、キッチンに立ち、コックをやっていました。

27年前の話です。
その頃のハンバーグやステーキのガロニ(付け合わせ)は、ほうれん草やインゲン豆のバターソテーでした。
それらの冷凍野菜は、100%、台湾産でした。

ブロック凍結した「凍菜(とうさい)」でした。

私は、八百屋(青果仲卸)の息子ですので、初めて「冷凍野菜」と言うモノに触れ、あまりにも大量にレストランで使用していたので「加工・業務用野菜」のあり方を目の当たりにしました。

当時、野菜の「冷凍モノ」に対しては、中央市場の業界人は、大半が馬鹿にしていたと思います。

どちからと言えば“邪道”みたいな。

それ以降、現在に至るまで、物凄い勢いで「加工・業務用の世界」に、冷凍や塩蔵された野菜が多用されました。

その後、台湾の農産物の優位性は、長く続かず、程なくして、生産地は、中国に移りました。

弊社も約10年前に安徽省や山東省、江蘇省などにシフトしました。

しかしながら、ここ数年、中国産の不祥事(餃子事件)などにより「チャイナフリー」が求められたりし、その中国の優位性も揺るぎ始めました。

そして私自身は、中国の国力の増大により、日本の立場(購買力)そのものも揺るぎ始めました。

タイ、ベトナム、インドネシア、台湾、韓国など日本は、中国以外の東アジアの諸外国からも「原料」を調達しています。

今、中国を見直そうとする動きは、当然ではありますが、しかしながら、やはり総合的に判断(インフラ、ボリューム、管理面など)してみて、まだ中国の優位性は、まだあるように、今回の台湾視察を通じて再認識もしました。

商品群などにより、その判断は別れるかとも思いますが…。

そして、それを理解した上で、国内産地の重要性も再認識も致しました。

写真は、

(上)高雄港

(中)たっぷりのフカヒレスープ

(下)台湾を代表する凍菜の枝豆とほうれん草です。

明日は、再び、台北に戻ります。

長男が、成田からやって参りますので、合流します。(プライベート旅行で)

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。