
黒田 久一
惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。
2010.06.24
今回の台湾視察の主目的の一つであるFOOD TAIPEI(フード・タイペイ)に行って参りました。
これは、毎年、年に一回、この時期に開催される大きな食品展示会です。
台湾企業だけのブースだけでなく、日本、韓国、中国の東アジアの主要国はもちろん、アメリカやスペイン、ブラジルや南米諸国からも出展があります。
機械類の展示もあります。
農産物の展示も数多くありました。
日本にも輸出されている「焼き芋」も発見しました。
以前から、この焼き芋には、関心がありましたので、早速、名刺交換させて頂きました。
さて、海外農産物についてですが、今から20数年前に弊社会長(父)から台湾行きを命じられました。
いきさつとしては、弊社会長が、某商社の台湾人の社員の方と知り合いになり、台北の卸売市場に是非来て欲しいと要請を受け、その任を20代後半だった私に「これからは間違いなく東アジアの時代が到来する。東アジアの農産物がどんどん日本に入って来るから、勉強がてら見て来い」と。
昔から、日本には台湾バナナは、かなり入ってましたが、当時、台湾の輸入野菜も入りだした頃で、生鮮の枝豆やキャベツ、人参などが入っていました。
あれから20年経ち、日本には海外農産物が、予想通り、どんどん入り込みました。
その主力産地は、今は、中国ですが、凍菜(冷凍野菜)については、ベトナムやカンボジア、インドネシアなどにも、どんどん広がりを見せつつあります。
海外からの生鮮野菜、冷凍野菜、塩蔵野菜、乾燥野菜などの全ての「農産物」を合わせますと、加工業務用の分野では、今や、東アジア抜きでは考えられません。
その後、弊社では、約10年前から、中国から実際に野菜を引くまでになりました。
天ぷら用の「冷凍サツマイモ」は、かなりのボリュームで輸入しています。
これからもいろんな視点で、東アジアをウォッチし続けて行きたいと思います。
その意味でも、今回、FOOD TAIPEI(フード・タイペイ)を見る機会を得て大変有意義でした。
黒田久一