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又三郎

2011.09.13

先日(9/7付け)の当ブログでも書きましたが、東京のニックフーズさんの「食・元気塾」のゲストだった又三郎の荒井節子さんの半生記。

久しぶりに感動した本に出会えました。

タイトルは

「又三郎 熟成肉と荒井節子」

です。

自ら著した本ではなく、知人の西田陽子氏が書かれた本です。

僕は、以前から荒井さんを存じ上げていたし、家内は、古田先生のニューヨークツアーで、荒井さんとご一緒した事もあります。

大阪の長居公園近くにある焼肉店、又三郎には、家族で、食べに行った事もあります。

実を言いますと、古田先生から、この本が発刊された数ヶ月前に頂いていたのに、読むタイミングを逸してしまい、この本を読まずに、家内に手渡していました。

今回の古田先生との対談を一番前の席で、目の当たりにし、「食・元気塾」終了と同時にこの本を買いました。

そして、今回の出張中に読みました。

巻頭に古田先生のメッセージがあります。

ご紹介します。

「“先を読んで、先手を取る”は、私の好きな言葉の一つであります。
社会科学の世界は、論理的に組み立てられる自然科学の世界とは異なり、将来の予測が極めて難しく、その時代時代の“人々の気持ち”次第と言えます。従って、勝ち残るためには、失敗を恐れず、攻め続ける気力を持たねばなりません。」

先生が、常に、口にされている言葉です。

勇気が湧きます。

本の内容は、まさしく、荒井節子さんの“生きざま”です。

「荒井イズム」が書かれていました。

・自分を信じて想いを行動に
・心を砕き、ひと手間かける
・人の話を聞き、自分の意見もきちんと述べる
・本気になる
・あきらめない
・努力する
・納得する
・悩み、葛藤し、耐える
・見極める
・相手を思い遣る
・家族を大事にする
・人任せにしない
・妥協しない
・リラックスする
・美味しいものを食べる
・楽しいことをする
・ポジティブでいる
・ぶれない
・お洒落する
話す、笑う

彼女と僕は、同い年とは思えないくらい芯があり、ぶれない。

今、フードサービスの世界は、本当に厳しいです。

僕は、大学を出た29年前、社会人としての第一歩は、ファミリーレストランチェーンからでした。

フードサービスでした。

あの頃のファミレスは、今とは違い、力があり、夢がありました。

まさしく全盛期であり、ファミレスは「ハレの場所」でした。

来店されるお客様には笑顔がありました。

今のファミレスは、どちらかと言えば、お腹を満たす機能としての「ケの場所」になってしまったような気がします。

僕の小さな頃は、外食は、年に数回行くだけでした。

わが家では、梅田の阪急百貨店の大食堂で食べたハンバーグは、特別でした。

帰りに、確か、森永のパーラーだったような気がしますが、アイスクリームを食べて帰るのが、至上の喜びでした。

この数十年で「食の外部化」が40%を越え、当然のように外食や中食を利用する時代となり、レストランビジネスは、オーバーストア化してしまったのが、現在の姿ではないかと思います。

僕自身、いまだに、ファミレスをこよなく愛する中年ですが、ご馳走を食べに行くときは、やはり、チェーンレストランではなく、オーナーシェフのいるお店に足が向かいます。
又三郎さんに近いうちに、お邪魔したい。

そして厚切りの熟成肉を食べたいと思います。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。