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中国出張(57)( 結び)「商売とは、心配の上に成り立つもの」

2010.11.09

今日で、今回の出張が終わりました。

先程、無事に帰国致しました。

今回、7泊8日の旅程で、走行距離は、軽く2,500kmを越えました。

弊社取引先を中心に、訪問企業数は9社でした。

私は、久々に取引先企業を回りを兼ねて、中国での現地状況を自分の目で確認が出来ました。

今回の出張では、本当にいろんな事を感じました。

当然、よりチャイナリスクも感じ、一方、まだまだ中国での入り込み(お取り組み)の足らなさも感じ、日本国内での産地開発の重要性も感じ、世界的な原料高騰が確実である事も感じ…と。

中国との取引(取組み)では、常に“心配”が付き物です。

まさしく

“商売とは、心配の上に成り立つもの”

と感じざるを得ません。

私の尊敬する経営者で、大連に食品工場を建て進出されておられる方がいらっしゃいます。

かれこれ20年。

中国での人脈も豊富で、多くの優秀な社員たちは、中国語も堪能です。

私から見れば、中国での磐石な基盤があるように思います。

しかしながら、その社長は「この20年間、中国ビジネスで、一度たりとも枕を高くして、寝れた事はない。いつもいつも心配だ」と。

まさしく、これが中国とかかわりを持ってきた食品業界の微妙な心情を表しています。

日本の労働集約な産業の象徴である食品業界は、この数十年、手間のかかる作業のアウトソーシングの大半を中国に依存して来ました。

弊社もその一社です。

弊社のHMR工場は、現在約250名のパートさんで支えられていますが、仮に全て内製化すると、さらに150名ほど必要ではないかと思います。

まさしく「労働集約的な仕事」です。

中国のメリットは、その労働力だけでなく、広大な大地での大規模農業、今や、日本よりはるかに生産設備が充実している冷凍工場群。

今回あらためて、いろんな面での中国の強さを再認識もしました。

しかしながら
「矛盾のかたまり」
もあります。

もし何もかも突然にして断絶したら、原料が暴騰したら…。

でも日本の農業が、その機能が果たせるのか、中国でさえ、農作業を嫌がり、水を使う仕事も敬遠されている現実…。

またFTAの問題などなど。

これらの解答は、二次方程式どころの話ではなく、複雑にからみあっての判断が必要となります。

私は、これからも総合的な判断をしながら、前進して行きたいと思います。

タイトルにありますように

「商売とは:」

の名言は、創業者である父の言葉ですが、

もう一つの言葉も私に常に話かけてくれた言葉があります。

「世の中に解決しない問題はない。どんな困難な事も時が経てば、いつか何とかなっているものだ」と。

今年は、こんな年だからこそ、例年以上に、私は、海外も国内も問わず、出て、出て、出まくりました。

トップ自らが、外に出て“自ら”肌で感じ、次に進むべき道を模索して来ました。

いよいよ年末商戦が始まります。

全社一丸、頑張りたいと思います。

今回、弊社専務や営業部長と共に“共通目線”で、いろんなところを回れた事は、大変意義深かったと思います。

黒田久一

PS.
上の写真は、グローバルな生姜屋さんの応接室にあった世界地図です。

真ん中は、私が好きな江蘇省の蓮根産地近辺ののどかな水路の写真です。

一番下は、山東省の夕暮れです。

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。