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中国出張(1) 業務用野菜と青果用野菜

2010.11.02

今、南京空港から安徽(あんき)省の省都である合肥(ごうひ)に向かっています。

安徽省は、昔は、中国の中でも、貧しい省のランキングに常に入っていましが、今では、様変わりしました。

人口も7,000万人弱もいるそうです。

ここには、サツマイモの主力産地があります。

私は、今から、9年前(2001)の秋に、初めて、安徽省にサツマイモ産地に商談で1人で参りました。

当時の安徽省は、本当に何もなかった。

田舎のホテルは、部屋の鍵は掛からない…、風呂はお湯が出ない…、荷車で練炭を山積みにした人がいる…、そして、市民市場では、生きた鶏を目の前で、絞めて(首を落として、放血…)いました。

今回の視察で、弊社の青果事業のトップであります専務も同行しています。

彼は、弊社グループの創業事業であります青果仲卸事業と青果直販事業を統轄してくれています。

今回、是非とも、専務にも体感してもらいたかったのは、市場流通している“青果用野菜”とは違う“業務用野菜”を体感してもらいたかったからです。

“業務用野菜”は、深く、日本国内の外食産業や中食産業に入り込んでいます。

もう、なくてはならない存在です。

生鮮(フレッシュ)だけでなく、冷凍野菜(凍菜:トウサイと言います)、水煮野菜(蓮根や筍など)、塩蔵野菜(塩漬けした、主に漬物原料)、FD野菜(フリーズドライ)、熱風乾燥野菜などなど、用途に応じて、あらゆる加工した状態で日本に入っています。

サツマイモのように生鮮の輸入が認められていない農産物は、凍菜化(主にブランチング加工)した後、加工品として、認められる場合があります。

さて、下記は価格差一覧の日経新聞の記事からです。

9月度の東京都卸売市場に入荷した国産野菜と輸入野菜の単価一覧です。

・人参 180(北海道産)/73(中国産)2.47倍

・玉葱 115(北海道)/79(中国産)
1.46倍

・里芋(千葉産)264/122(中国産)
2.16倍

・ゴボウ225(青森産)/133(中国産)
1.69倍

・白ネギ447(青森産)/156(中国産) 2.87倍

・ニンニク1,282(青森産)/306(中国産)
4.19倍

・ブロッコリー441(北海道産)/301(アメリカ産)
1.47倍

ブロッコリー以外は、全て“中国産”でした。

弊社グループの加工事業の視点からすると、もっと極端な価格差のある商品もたくさんあります。

また“加工歩留まり”などの点から、中国産が、優れている場合が、多いのも事実です。

しかしながら、安全性の問題がなくはない、そして、イメージの問題もあります。

真正面から、いろいろと見なければなりません。

安全性については、ポジティブリスト制の施行後は、かなり厳格な管理を中国側(CIQ)も日本側(厚労省)も双方で、チェックをしています。

さて、上の写真は、揚子江です。

新幹線用の橋も工事中でした。

下は、高速道路のサービスエリアです。

ずいぶんと綺麗になって参りました。

まもなくサツマイモ産地に到着します。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。