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「いい会社」伊那食品さん

2010.06.17

一昨日、長野県伊那市にあります「伊那食品」さんに行って参りました。

「かんてんぱぱ」で有名な会社です。

社員を心底、大切にする会社です。

年商160億円と決して大きな会社ではありませんが、ここ数年、いろんな経営者の大先輩、友人・知人から、その噂は耳にしており、一度は是非、行ってみたい会社でした。

今回、食品安全ネットワークの研修会で、伊那食品さんを表敬訪問し、塚越会長様のご講演が聞けると、弊社工場長と新入社員と家内(専務)と共に、参加させて頂きました。

私と家内は、途中で帰る予定でしたので、車で参りました。

少し寄り道はしましたが、約1000キロの道のりも、吹き飛ばすくらいの価値のある講演会でした。

お話を聞かせて頂き、噂どおり、本当に素晴らしい会社でした。

寒天の原料は、ご存知のように海藻で、相場にかなり左右される商売でした。

日本は、昔は、漁連が海藻を押さえ、入札(セリ)にかけ、相場の乱高下があり、これでは駄目だと、塚越会長は、海外に原料を求めました。

韓国、モロッコ、南米(主にチリ)、中国など。

全世界から海藻を求める事で、原料を安定化させた事と、海域によって“物性”が違うのを利用し、あらたな商品開発に結びつけました。

昔の寒天の主要な需要は、和菓子メーカーに卸す事でした。

羊羮や甘いゼリーなどの用途でした。

時代が豊かになると共に“甘さ”が、敬遠され、成長の阻害要因となり、和菓子メーカーだけを主力顧客としていた他の寒天メーカーは、消え去りました。

弊社のような野菜加工も原料が不安定な事など、重なる部分も多いです。

伊那食品さんの強さは、結局、自らの努力で新たな「用途開発」した事です。
つまり需要を自ら掘り起こす。

R&Dセンター(研究所)には、今、60名の社員がいるそうです。

そして圧倒的なシェアを取る事で、安売りをしない。そして高収益を上げる。

経常利益率は10%を超えています。

その収益を徹底的に社員の福利厚生に再投資する。

つまり働く環境整備に投資続ける。

どんどんと気持ちよく働ける環境を作り続ける。

そして塚越会長が、その経営哲学を叩き込む。

塚越会長が、会社の規模の拡大と共に、社員がいつも一堂に会する事のできる部屋を用意しいているそうです。

つまりどんなに社員数が増えようと、一箇所で一堂に会する事が出来る部屋だけは用意し、常に、語り続ける。

私も弊社の新社屋は、それを意識しました。

弊社も150名までなら、収容可能です。

塚越会長の著書「年輪経営」と言う本を前日に読み、感銘を受けました。

「良い会社」とは書かず、「いい会社」と書かれています。

年輪経営http://blog.livedoor.jp/takeda_cfo/archives/1021430.html

是非、読んで下さい。

まだまだ弊社など、程遠い存在です。

一歩でも近づきたいです。

黒田久一

黒田 久一

黒田 久一

惣菜のわかるオヤジのブログでは、フルックスグループ代表の黒田久一が、日々の出来事を発信いたします。